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【現地就職への道!】ボスとの出会いはBARだった!?オーストラリアでバーテンダーという道、バーテンダーという仕事の魅力とは?山田宇人さんに聞きました(後編)

現地就職会計士
この記事で説明する準備バーテンダーとして現地で仕事をする魅力を知ろう

難易度:★★☆☆☆ | 所要時間:30分間

今後編を読んでいます。前編はこちらから。

 

皆さん、お待たせしました。では後編を始めます。引き続き「現地就職の先輩」はこの方です。

プロフィール:

名前:山田宇人(ひろと)

職業:会計士

会社:Jemmeson & Fisher Solicitors & Accountants

Q5 BARの仕事について教えてください

つよし:ひろとさん、では、話を少し戻してBARの仕事の話を聞きたいと思いますが、BARの仕事はいつから始めたんですか?

ひろと:えっと、渡航2年目…から、(ちょっと考えて…)今、思い出しましたが、1年目は勉強に集中してましたので、やっぱり2年目からです。

つよし:さすがですね。渡航した最初の年は、しっかり勉強したんですね。BARは、オーストラリアで言ういわゆる「パブ(Pub)」と呼ばれる所ですか?

ひろと:そうです。もう普通のパブです。もう今はあまり見なくなりましたが、昔ながらのオージーパブでした。家族経営で、お父さんがオーナーしてて、ってとこでしたね。

つよし:(仕事は)キッチンから入ったんですか?

ひろと:いえ、最初っからバーテンダーです。

つよし:え、すごいですね!?そういうパブに来るお客さんってコッテコテのオージーイングリッシュ使わないですか?英語大丈夫でしたか?笑

ひろと:えーと、1年間は語学学校で勉強してきて、英語で自分で言いたい事が言えるぐらいの英語力があったんですけど…、まったく分かりませんでしたね。笑 「あれ、本当に同じ英語喋ってる!?」みたいな。笑 スラングは多いし、最初は本当に苦労しましたね。

つよし:どのくらいで(その英語に)慣れましたか?

ひろと:意外とすぐでした。3ヶ月ぐらいで慣れてましたね。パブで使う専門用語なんかも、ほとんどのお客さんが同じようなものしか飲まないので、そのあたりの言葉にもすぐに慣れましたよ。

 

Q6 どうやって仕事に就いたんですか?

つよし:では、どうやってその仕事に就いたんですか?その流れを教えてください。

ひろと:実は、そこは、語学学校時代によく行ってたパブだったんですよ。僕は色んな国から来ている人たちと話するのが好きだったんで、語学学校の後にそのクラスメイトなんかと一杯飲みに行くような行きつけの場所だったんです。ビリヤード台なんかもあって、毎週大会もあったり。集まる人たちはほとんど顔見知りみたいな、そんな場所でした。

もちろん、店員さんも僕ら皆顔見知りで。バーテンダーという仕事に憧れもあったんですよね。ローカルの仕事だし、語学学校の後の時間から仕事ができるし。もちろんお給料がいいって事も知っていましたしね。

つよし:では、そのパブで求人広告が出てたんですか?

ひろと:いや、出てないんですよ。まずは、バーテンダーってどうやったら仕事に就けるのかを調べたら「RSA」と「RCG」って資格が必要だと分かったんで、まずそれを取ったんです。次に、求人を探そうと思って当時新聞なんかを見ていたら「要経験(Experience required)」ってどこも書いてあるんですよ。それでどうしたら経験積めるかなって考えてて。それで行きつけのパブに聞いたんです、「語学学校の終わった後、お給料要らないから1時間バーテンダーの仕事教えてくれ」って。そしたら「いいよ、どうせその時間帯は暇だから」みたいな、すごく軽い感じで言ってもらえて。

そんな流れで始めたんですけど、3日後には、働いてくれって言われました。

つよし:へー、すごいですね。期待していなかった事が起きたわけですね。

ひろと:仕事がんばるし、うちで働く?みたいに言ってもらえて。ビックリでしたよ。それから6年ぐらい働きましたね。それこそ、今の仕事の直前まで働きました。

 

Q7 バーテンダーの仕事の魅力とは?

つよし:そんなきっかけがあったんですね。ひろとさんは、もともとバーテンダーではなく初めて仕事に就かれたわけですよね。そんな長く続けられたバーテンダーの仕事の魅力についても教えていただけますか?

ひろと:もちろん人と接するのは好きだったわけですけど、バーテンダーをすると間違いなく英語が伸びるだろう、と思って始めました。やっぱり一番の理由は、英語でしたね。お客さんとの会話も仕事の一環なので、しょっちゅうするんです。よく喋りましたね。

つよし:そうですよね。学校で学ぶ英語とは違いますよね。

ひろと:そうなんです。全く違う種類の英語ですね。学校の先生はやっぱり僕らのレベルを分かって喋ってくれるんですけど、パブのお客さんは全然お構いなしですからね。笑 お酒なんか入ってたら余計に気にせずに、普段の喋りの早さのまま喋ってきますから…。いやー、あの頃は良かったですね。笑

つよし:なるほど。その他英語以外にはどんな魅力がありますか?

ひろと:友達が出来ます。ネットワークが広がりますね。その中で、今の仕事先のボスにも出会ったわけですが、その他にもオージーの同年代の友達も沢山できました。

あとは、時給が良かったので、学生生活との両立がしやすかったですね。無理して長い時間働かなくても良かったので、学業の方にもしっかり時間を割く事ができた、ということですね。

 

Q8 日本人は受け入れられやすいのか?

つよし:確かに、いいお仕事ですよね。えーと、ちょっと視点を変えて質問させていただきたいのですが。オーストラリアで仕事をするにあたり、日本人は受け入れられやすいかどうかお聞きしてもよろしいですか?ひろとさんの場合は、会計士としてもバーテンダーとしても仕事をしているので、その2つの仕事において日本人はどうなのかを聞かせてください。

ひろと:2つとも全然違う職種ですし、内容も違うんですけど、結論から言うと、めちゃくちゃ受け入れられやすい!受けがいいんですよ。

なぜかというと、まず日本人はちょっと珍しいんですね。ローカルの仕事の中に日本人ってあんまりいないんです。それで皆話したがるんです。日本人に興味があるって人が多いように思いますね。仕事に入った時にも、どこから来たの、って聞かれて日本って答えると周りに構ってもらえやすかったり、第一印象を良くもってもらえることが多かったように思いますね。

次に、どちらかというとこっちが大事なんですけど、たぶん日本人ってすごい働けるんですよ。いわゆる日本的な仕事への取り組みやサービスのスタンダードがすごく優れてるから、ボスや上司から気に入られやすいんですね。環境が違うというのは当たり前なのですが、オーストラリア人の一般的な考え方からしたら、日本人すごい働くな・すごい真面目だなって思ってもらえるのかなと思いますね。

これは、僕自身の経験からも言えますが、知り合いの友人なんかからも聞いても共通していますね。

つよし:なるほど。しかし、逆を言うと(仕事に対する熱心さが)無ければあまり評価されないかもしれませんよね。

ひろと:日本人は自信を持ってどんどんローカルの仕事に入っていった方がいいと思いますね。英語でのディスアドバンテージなんか全然関係ないと思いますよ。この仕事の姿勢・真面目さの方がとても重要ですね。

 

Q9 これから留学・ワーホリする方へのメッセージ

つよし:とても心強いお言葉をありがとうございます。英語力は気にせず日本人の良さを出して現地に入っていって欲しいですね!では、最後にこれから留学・ワーホリする方々に向けてメッセージをお願いします。

ひろと:そうですね、では、僕からお伝えしたいことは「初心忘れるべからず」ですね。なんでオーストラリアに来たのか?オーストラリアを選んだのか?シドニー空港に降り立った時の気持ちって不安もあるんだろうとは思いますが、ワクワクする気持ちの方が大きいと思うんですよね。そのワクワクする気持ちを忘れずに、オーストラリアを楽しんで欲しいですね。本当に、楽しみながら目的を達成して欲しいです。

つよし:本当にそうですね。ひろとさん、本日はお話ありがとうございました。

 

最後に

とても気さくで話やすい人柄のひろとさん。話の最後に、オーストラリアに来て本当に良かったとおっしゃられていました。日本でフリーターを2年ほどしてからオーストラリアへ渡航されたようで、オーストラリアでの苦労もあったはずですが、今回のお話では楽しそうな話ばかりで、本当に楽しんで来られたんだなという印象を強く持ちました。

ひろとさんからのメッセージ、皆さん、大事にしてくださいね!

今回ご協力いただいたひろとさんへコンタクトを取りたい方、ひろとさんの連絡先はこちらですよ。

連絡先:

山田宇人(ひろと)会計士

Jemmeson & Fisher Solicitors & Accountants

hiroto@jemfish.com.au

カメラマン:Yoko Fukai

ツヨシからワンポイントアドバイス

 

・現地のBAR(パブ)での仕事の見つけ方のヒントになるかな?

・バーテンダーという仕事から学べることは沢山ありそう。英語力とネットワーク、覚えておこう!

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