ワーキングホリデーの費用はいくら?期間別の平均目安や安い国も...
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作年末にメルボルンに遊びに行った際、悲しい事件が起こりました。泊まっていたバックパッカーズで、iPadとキーボード、充電器が盗まれたのです。ちょっと外出している隙に、ベッドの上に置いていたカバンを開けられてしまいました。油断してロッカーにしまわなかった私にも落ち度はありますが、もちろん盗んだやつが一番悪い。ものすごく落ち込みましたが、ハッと思い出しました。
そうだ、保険に入ってた!
たしか加入している海外保険は盗難被害にあったときにも使えたはず。さっそく問い合わせをすると盗難届が必要であることがわかったので、まさかの12月25日、クリスマス当日に近くの警察署へ。どうにか事情を説明して盗難届を発行してもらって、ほっとひと安心……と思ったのも束の間、よくよく渡された紙を見てみると、いつ何が盗まれたのか、被害額はいくらなのか、どこにも記載がありません。特に被害額については以下写真の赤枠で囲った箇所に項目があるのに空欄です。
これははたして盗難届と言えるシロモノなのか……。不安になって再度保険会社に問い合わせてみると、謎がとけました。なんでも、オーストラリアの盗難届はナンバーで管理されており、保険会社はそのナンバーを通じて被害状況を確認できるのだそうです。
後日、保険会社からメールで送られてきた書類に盗まれたものの価格や購入時期などを記載し、パスポートのコピーと盗難届とともに郵送。無事今月、保険金を振り込んでもらうことができました。私は該当するものが何もなかったため提出できませんでしたが、本来は盗まれたものの写真や領収書、保証書など、本当に所持していたのかを証明するための資料が必要なのだとか。保険に加入している方は、盗まれたら困る貴重品は写真におさめておくと安心です。
この盗難事件によってメルボルン滞在中の予定は狂い、テンションは急降下。でも、元々薄く割れ目が入っていた古いiPadを高価買取してもらったと考えれば、なんだかお得な気持ちにもなるというもの。おまけに安くない海外保険の元も多少は取れたし、いい経験ができたじゃないか!と、ポジティブな方向に自分を納得させましたが、世界一住みたい街・メルボルンへの印象はすっかり「iPadを盗まれた街」となってしまいました……。
文:天野夏海(編集部)
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