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【レポート】はじめてのkintone勉強会(2017年4月19日開催)

こんにちは。編集部のEriです!4月19日はシドニーの中心地にあるHaymarket Seminar Spaceにて、「はじめてのkintone勉強会」を開催しました。今回の講師は、お馴染みkintone Australiaの遠藤烈士。また、日本サイボウズ社より営業本部の松森知里さんをゲストでお招きし、メンターとして参加していただきました。

-当日のアジェンダ-

  1. kintone Australiaの紹介
  2. kintoneとは?
  3. kintoneの利用例
  4. kintoneの3要素
  5. ハンズオンkintoneアプリ作成
  6. グループワーク(ワークショップ)

勉強会はkintone Australiaの紹介とkintoneについての概要から始まり、簡単にアプリ作成手順をお伝えした後はワークショップに突入!

kintoneで身近な何かを便利にしよう!というテーマのもと、三人一組で3つのチームに分かれて便利なアプリを制作するという内容でした。

テーマは15分間メンバーで話し合い、どんなアプリにして何を便利にするのか?を考えます。

皆さん多くのアイディアを持っていて、こんなことをしたい!こんなことができたら便利!と、どんどんアイディアが広がっていって、聞いていた私までワクワクしました!

そして、アプリ制作タイム♪

各チームアイディアをkintoneで形にしていくため、知恵を出し合い30分間でアプリを制作してもらいました!

■制作アプリ発表タイム

チーム1<制作アプリ:同窓会管理アプリ>

チーム1は同窓会の出欠をkintoneで管理できたら良いな、という話し合いから同窓会の出欠を管理するために「アンケート」「同窓会名簿」という2つのアプリを制作しました。

「アンケート」は同窓会の参加・不参加(不参加の場合は理由も)を記入するためのアプリです。各ユーザーが出欠を記入していくことで、下記左の棒グラフのように第1回と第2回の出席数を比較することもできます。「同窓会名簿」には同級生の名前や連絡先(メールアドレス等)を登録します。

チーム1は“ルックアップ機能”を使って「アンケート」と「同窓会名簿」アプリを連携させました。この機能を使えば、下記の「取得」ボタンを押すと「同窓会名簿」に登録されている名前のリストが出現し、名前を選択すると登録されているメールアドレスが名前に紐づいて自動的に入力されます。

“ルックアップ機能”は取得元のアプリのレコードと連動するため、取得元のアプリに情報を登録しておけば、手打ちすることなく正確に自動で必要な情報を紐づけてくれるため大変便利な機能です。

また、レコード一覧表示画面では、下記のように条件付きの絞り込みもできるんです!

絞り込みのボタンを押して絞り込みたい条件を選択します。ここでは「第1回」の同窓会で「参加」をしたメンバーだけが絞り込まれるように条件設定しています。

“ルックアップ機能”、“リストの条件絞り込み機能”を活用してとても便利でわかりやすいアプリが完成しました☆

チーム2<制作アプリ:フットサル試合出場メンバー管理アプリ>

チーム2は、フットサルチームの試合で、実際に試合当日になってみたら予定していたよりも人数が少なかった…という事態を防ぐことはできないか、という話から試合日と出欠を管理するアプリとして「スケジュール(試合日程)」と「チームメンバー(出欠管理)」アプリを制作しました。

このチームはたくさん構想があったのですが、時間の都合上、残念ながらすべてを形にするところまではたどり着きませんでした。実装できた機能としては“リマインダー機能”があります。これを使うことで試合の3日前に各メンバーにリマインドを送り、出欠の最終確認をできるようにしました。

他にも実装には至りませんでしたが、最終的にメンバーが足りなかった場合は自動的に参加しないメンバーに募集をかけるようにできたら良いなぁ、AIのように自動で判断して有力選手へ試合に参加してくれるようリクエストを送ることができたら良いなぁ、とたくさんのアイディアがあがっていました。

ちなみに、「条件を設定する」から、どんなメンバーにリマインドするかを設定できます。発表中に出た案としては、各メンバーに確度(有力候補のランクA, B, C)をつけて、ランクB以上の人にリマインドを送る、という設定もできるとのことでした。

条件を設定すれば有力選手へのリマインドも送ることができます。リマインドが自動で送られることで試合日を忘れることもなくなりますね!

チーム3<制作アプリ:コーヒー買い出し管理アプリ>

チーム3は毎日カフェでコーヒーを買う、というオーストラリアのカルチャーの中で、秘書が一人一人のオーダーをメモするよりも欲しいものを個人で記入してもらい、kintoneで入力されたレコード一覧を見れば買いに行くものがすぐわかる!というアプリがあればどれだけ時間削減ができるだろう、という発想から「コーヒー買い出し管理アプリ」を作成していました。

オーダーする人はkintoneでどこにいてもリクエストを入力でき、買い出し係はスマホ一台あれば一覧のリストから絞り込み表示を使って、どの時間帯に何を買って来れば良いのかを素早く確認できるため、ミスなく正確に買い出しができるアプリになっています。

下記のような画面で自分の欲しい時間(Morning, Lunch, Afternoon)に欲しいドリンク(Coffee, Tea, Latte, etc…)をリクエストできるフォームになっています。支払いを終えているかどうかもこの画面で確認できます。

発表時には、「時間がもう少しあれば商品と価格のリストを作り“ルックアップ機能”で商品を選択したら自動的に金額が表示されるようにアプリ連携をしたかった」と話してくれました。

また、下記のように「お知らせ」の中にアプリ内のグラフとリストを貼り付けることができます。チーム3はどのドリンクがどのくらいオーダーされているかがわかる「円グラフ」と「オーダーリスト」を表示するようにしていました。

実際に職場にこのアプリがあればとても便利で効率的ですね!また価格リストを“ルックアップ機能”で連携させたり、さらに作りこめばどんどん便利になりますね!

最後に

今回の勉強会は初めての試みとしてグループワーク(ワークショップ)やfacebookでのLIVE配信を行いました。皆さんkintoneでこんなことがしたい!といった構想やアイディアがたくさん出てきてまだまだ制作時間が足りない様子でした。アプリ制作中は色々な便利機能を松森さんからアドバイスいただき機能を追加していくごとにアプリの使い勝手がどんどん良くなる様子が楽しい、もっと使ってみたいと言ってくださる方がいらっしゃったり、皆さんに満足していただけたようでした。

今回の勉強会に参加いただきました皆様、どうもありがとうございました!

また次回の勉強会にもお気軽にご参加くださいね☆

 

今回の勉強会内容は、下記のkintone Australiaのfacebookページより当日のLIVE配信映像を載せていますので是非ご覧ください!

kintone community in Australia

また、以下より当日使用された資料をご覧いただけます。

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