オーストラリアの大学のレベルはどれぐらい? オーストラリアの...
留学先・入学先の大学のレベルは、その後の就活にも影響するだけに気になりますよね。この記事では、オーストラリアの大学は世…
シドニーのシティーに構えるストリートダンススタジオ「CROSSOVER」でレギュラークラスを持ち、インストラクターとしてヒップホップダンスを指導するUNA(村上ゆうな)さん。
英語でのレッスンに苦戦しながらも、テンション高めの楽しいクラスを提供し、ダンススキルだけでなく「踊る楽しさ」を伝える人気ダンスインストラクターとして、多くの生徒を受け持っている。
インストラクターとしての仕事以外でも、ダンスという共通言語を用い、コミュニティーの中に入っていく、そんな彼女のグルーヴィーなシドニーライフにスポットを当ててみた。
村上ゆうな、25歳です。ワーキングホリデーでシドニー に渡豪して、現在こちらでは10カ月ほど生活しています。仕事はダンスインストラクターの他にレストランのキッチンハンドやカフェのサンドイッチハンドなどもやっています。
シドニー に来る前は東京で広告代理店の営業をしていました。ダンスは大学のダンスサークルに入部してから始めましたね。社会人の時にも踊っていたので、かれこれ活動歴は7年くらいになります。
昔から海外へ興味があったわけではなく、大学4年生の時に就職が決まってから旅行で訪れたニューヨークから影響を受けました。そこから数カ国旅行してみて、将来的に海外で生活してみるのもよいなと思うようになりました。その時には具体的なことは決めていなくて、内定をいただいた会社で、取りあえず2、3年はしっかり頑張ろうと。
営業職として会社で働くのも好きだったし、いい経験をさせていただいたのですが、将来的に私がずっと同じ会社で働いているのがどうしてもイメージできなくて。気がついたら、あと2年、あと1年みたいな感じで、ここまでは最低限仕事を頑張ると決めた期間に対してカウントダウンをしながら、海外に行くことをモチベーションにして、仕事をしている状況になっていましたね(笑)。
大学の時に所属していたダンスサークルの先輩が何名かシドニーにワーキングホリデーに行っていたこと、またそのつながりで、Hidebooさんというシドニーで長く活動されているダンサーであり、ダンススタジオ「Dancekool」経営者でもある方との出会いから、シドニーを選びました。それまでオーストラリアという国をそこまで意識していなかったのですが、そういった周りの方々の話を聞くうちにどんどん興味をもつようになっていきました。
一定レベルのダンススキルと英語でのコミュニケーション能力は求められますが、日本人の友達でも他にインストラクターをやっている人もいますので、運良く枠が空いていればクラスを持てる可能性はあると思います。
それに、オーストラリアのダンスシーンが比較的若く、成長段階にあることや、逆に日本には世界的に活躍するダンサーが多いことから、日本人であることは一種のブランドになるんですね。日本のダンサーや単純に日本人が好きという人は一定数存在しているので、そこはアドバンテージだと思います。私が東京で習っていた先生の事を知っている人も多く、その話で生徒さんと盛り上がったりもします。
あとはシドニーはかなりダンスバトルイベントが盛んに開催されていて、自分のダンスを人に見てもらえる機会が多く、バトルに参加して結果を残すことである程度認めてもらえて仕事が回ってくることもあります。シドニーのダンスシーンはアットホームなので受け入れ態勢はすごくいいと思います。
現在は週に1回のペースで、レギュラークラスを受け持っています。期間としては3カ月くらいになりますが、その前からワークショップとして特別クラスを実施したり、知り合いの代行でダンスを教えていたりもするので、その前から何回かレッスンはしていました。
今のクラスはビギナー向けなので、生徒さんは初心者の方が多いですが、固定で通ってくれている人も少しずつ増えて来ていますし、成長していく姿を見ると私も頑張ろうって思えますね。
やっぱり英語でのコミュニケーションが一番苦労しますね。私の英語力が低いというのもありますが、日本語でしか表現できないダンスのテクニカルな言葉って実は多いんですね。例えば「遅ドリ」とか「音ハメ」とか。そういった日本人ダンサー同士で一言で伝わるニュアンスを、英語で直訳する言葉がない中でどう伝えるかが難しいですね。
基本的なことでも瞬発的に言葉が出てこなくて、焦ってしまうこともあります。日本人に対して教えている時には、論理的な説明をしながらクラスを進めていくことが多かったのですが、英語だとそれが全然できない!みたいな(笑)。むずかしくもあり、面白い部分でもあります。
コミュニケーションの部分では、とにかくレッスン中はテンションをあげて、「この先生はフレンドリーなんだ」、「このクラスは楽しいんだ」と感じてもらえるように、うまく演出していますね。日本でも海外でも、人気インストラクターは教えるのが上手なだけではなく、この先生の人柄が好き!とか、この先生に認められるレベルになりたい!というのも、生徒さんが先生を選ぶ判断材料になったりするので。それを考えた時に、私は一体どこまで生徒さんのために力を尽くせているかなと、考えることはあります。
先日、友達が主催した小さなダンスバトルで優勝したので、少しのお小遣いを稼ぐことができました(笑)。すごく少額なので、それはカウントしないとして、最近はオージーの友達を交えてバスキング(路上パフォーマンス)を始めました。
ヒップホップダンスの3人組なんですけど、みんな地味なスタイルなので全然稼げなくって。30分汗だくで踊って合計5ドルみたいな(笑)。ブレイキング(ブレイクダンス )のように、派手さがあって、歩行者の目を引くようなことができる人は、1日でかなりの額を稼ぐみたいですが、私たちはまだまだこれからですね。
あとは、収益のためではありませんが、自分でイベントを主催します。3月3日(土)にDancekoolというスタジオで開催する、「WATER GATE」というダンスバトルで、音楽をはじめとする、私のこだわりが詰まったイベントですね。
自分が作り上げてきたダンサーのコミュニティーをフル活用し、周りの助けを借りながら、フライヤーを作って、イベントやスタジオ配りながら地道にコツコツ告知しています。シドニーでダンスは盛り上がっているのですが、なぜか私がやっているヒップホップだけ、他のスタイルに比べるとずっと遅れをとっているので、そこに一石を投じたいなと思っています。レッスンに通ってくれている生徒さんの成長を促したいって部分もあって、イベントでは私が振り付けした作品をみんなに踊ってもらう予定です。
日本にいる頃には、まさか私がシドニーでダンスインストラクターになれると思っていなかったので、今の自分にビックリですね。そういう意味では目標を達成できたと思うのですが、逆にここから次の段階に進むのはもっと難しいというのもわかっているので、さらに頑張らないといけないなって思います。
私はワーホリで来て、ジャパレスとかでも働いていますが、やっぱりダンスがシドニーでの世界を広げてくれて。ダンスがあったから、ここまで多くの人とつながれたし、ダンス以外のことも頑張れたし、本当にダンスに救われたなって思うんですよね。
未経験の方でもスタジオに行って、レッスンを受けてシドニーでダンスを始めることは、意外とハードルが高いことではないので、興味がある方はぜひ行ってみてください。英語が話せなかったとしてもすぐにコミュニティーに溶け込めますし、その中にいれば英語の勉強にもなるので本当にオススメですよ!
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