先日 ローカルのお客様が、
”ここのわさびは チューブのじゃないの?なんだか違って おいしいね、”と おっしゃいました。
”でも、摩り下ろした 本物わさびじゃなくて ごめんなさい”
というと、???? こんな顔をされるのです。
わさび、というものは 商品名で、チューブに入って売られている、なんだか 辛いもの、という認識しか
なかったらしく、野菜だということを 説明すると、相当驚かれておりました。
この国で、日本食を 理解していただく日がくるのは 相当長い道のりだ~、と 心底思った瞬間でしたが、
このように思われている方、きっと多いのでしょうね。
ぜひぜひ、みなさん、お友達に わさびの 本当、を 教えてあげてくださいね~!
山葵・・・葵(あおい)の葉の形ににていることから、この漢字で’わさび’と読むのだそうです。
日本原産の香辛料で、西洋わさびと区別するため、本わさび、と呼ばれることもあります。
このわさび、シドニーでもたまーに、売っているのを見かけますが、あまりに高額で、わさびのために寿司を
値上げするのもどうかと思い、あまり買ってお客様におだししたことはありません。
(使えたらベストなんですが・・・)
これが緑の、普通のわさびですね。静岡県が名産地だそうです。
このわさび、しょうゆで溶くと、消臭されるため、独特の風味が弱く感じるようになります。
刺身を食べるときには、少量のわさびを刺身にのせ、しょうゆがわさびにつかないように食べるとよい、と
読んだことがあります。まあ、お好みで、美味しく食べてください!
さて、この山葵のほかに、西洋わさび、がありますね。 ホースラディッシュです。
日本では明治時代に食用として導入され、今では北海道で、野生化して育っているとか・・・。そうです、
北海道では ’山わさび’ と呼ばれるこの西洋わさび、白色で強い辛味があり、ローストビーフの薬味としても
欠かせませんが、鮨屋でも 欠かせません!
わたしが、十数年前、家内と二人で昔働いていた鮨屋へ食事にいったときのこと・・・。
北海道育ちの家内なのに 白いわさびをわからなかったのか、知らなかったのか、鮨屋のわさびは緑色、と
信じて疑わなかったのか、さっぱりわかりませんが、刺身のわきの山わさび、’なんだこれ?’ といいつつ
ものすごい量をとって、それだけで ばくっと 食べちゃいました。
・・・・・しばらく、無言で堪えていた彼女でした。
いや、黙ってにやにや見ていた、わたしもカウンターの板前も悪かった、とは思いませんが、
反応を見たかったのだけは事実です、ごめんね。辛かった?
そうそう山葵には、血栓を予防する作用もあるそうです。いろいろ書いてみても、レストランでは出せないのが
残念なのですが、もし見かけたら、ご自宅でつーんとからいわさび、楽しんでくださいね。
今日も、お客様、スタッフに感謝です。
たか
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