シドニーにある日系歯科「ANBIデンタルクリニック@ワールド...
シドニーにある日系歯科「ANBIデンタルクリニック@ワールドタワー」は、開院20年! 日本語堪能な歯科医に加えて、日本語人の…
新型コロナウイルス対策として、ここオーストラリアではさまざまな自粛、規制が実施されました。その効果もあり、1日あたりの感染者数も減り、徐々に規制が緩和され始めています。そんな中、5月に入り気温が下がりはじめ、冬の訪れとともに風邪やインフルエンザなども流行り出す時期に突入しています。
またオーストラリアの乾燥した気候や食生活の変化などが原因で、肌荒れ、アレルギー、喉の痛み、生理痛、貧血など、さまざまな体調の変化を感じる人も多いはず。
「オーストラリアの医療保険には入っているけれど病院での使い方が分からない」
「シドニーに来たばかりで病院に行って英語で診察を受けるのが不安……」
という人のためにシドニー市内で日本語受診可能な病院と診察費用、医療保険請求を含めたオーストラリアの医療システムを詳しく紹介します。
目次
人によって身体の不調はさまざま。日本では発熱や腹痛、貧血、肌荒れなど症状に合わせて病院を選びますが、オーストラリアではまずGP(General Practitioner)と呼ばれる一般開業医がいる病院やメディカルセンターで診察を受けます。
その後GPが必要だと判断した場合のみ、専門医がいる病院や総合病院へ紹介されることになります。GPからの紹介がないと医療保険適用外となり、保険の請求ができません。
GPでは内科、産婦人科などすべての分野の診察を受け付けており、必要に応じて専門医がいる病院へ斡旋してもらいます。事前に予約しておくとスムーズに診察を受けられます。オーストラリアの中でもシドニーはたくさんのGPが病院を開業しており、簡単にGPがいる病院を見つけることができます。
もし女医や特定の医師に診察してほしい場合は、予約もしくは受付の際に申し出れば希望する医師の診察を受けることが可能です。日本語での受診を希望する場合は、日本語対応をしているGPに問い合わせてみるのもいいでしょう。
オーストラリアには、メディカルセンターと呼ばれる数名のGPが集まって開業している診療施設があります。メディカルセンターは、X線などの専門設備が整っているところや夜間診察などの緊急時対応をしている施設もあるので、場合によっては個人のGPよりも融通が効くのが特徴です。
前述した通り、オーストラリアではGPを通さずに、専門医(Specialist)や総合病院(Hospital)で診察を受けると医療保険適用外となり、保険の請求ができなくなる可能性があります。もし、専門医の受診を希望であればGPからの紹介状が必要となり、GPによって専門医の診察が必要ないと判断された場合には、基本的に専門医で受診することはできません。
緊急の処置が必要な場合は、GPに頼んで専門医がいる病院へ優先的に予約してもらい、手術や入院が必要な場合は、さらに専門医から総合病院に紹介されます。
もし、紹介された専門医の診断に納得できない場合、複数の医師による診断を望む場合は、最初に受診したGPに伝えれば、他の専門医がいる病院を紹介してもらうことができます。
診察日を予約したら、実際に病院で診察を受けます。
忘れてはいけないのが、オーストラリアで使える医療保険証とその情報。オーストラリア国民および永住者のための医療保険(メディケア=Medicare)を持っている場合は、GPでの受診費用は無料ですが、海外旅行保険やワーキングホリデー、学生向けの民間医療保険の場合は、受診費用を払わなければならないため、現金またはクレジットカードが必要です。
費用は病院によって異なりますが、オーストラリアの平均的なGPの受診費用(保険なし)は$30〜です。シドニーにある日本語対応のGPのなかには、キャッシュレス対応のところや差額負担だけでいいところもあります。
新型コロナウイルスの影響がある現在では、受診される前に一度各病院に電話確認をすることをおすすめします。また感染拡大への防止策として遠隔受診(電話、Skype、LINE等)が可能な病院もあります。不安な方はぜひご相談を。
24時間体制で受付けている相談窓口があります。すぐに病院を受診せず、まずはこちらで相談後、検査を実施している病院等の確認をしてください。
【Coronavirus Health Information Line】
相談窓口:1800 020 080
また、英語が不安な方は下記記事より、「日本語対応可能の病院」へご相談ください。
シドニーで日本語受診できる病院(GP)まとめ / 日本語サービスまとめ
受診の際には、医師からの質問に備え事前に自分の体調を把握しておくといいでしょう。いつ頃から調子が悪かったのか、どのような体調の変化があったのかなどの情報を明確に医師に伝えます。また持病がある人はそのこともしっかりと伝えた上で診察を受けましょう。
受診費用の支払い方法は、加入している医療保険によって異なります。しっかりと確認しておきましょう。
▶︎ 海外旅行保険に加入している場合
海外旅行保険の場合は、受診後その場でかかった費用を立て替えなければいけませんが、病院によってはキャッシュレス対応が可能なところもあります。事前に確認しましょう。
▶︎海外留学保険/OSHC(Oversea Student Health Cover)に加入している場合
OSHCと呼ばれる海外留学保険に加入している人も、海外旅行保険と同様に費用を立て替えなければなりませんが、差額負担のみの病院もあります。事前に確認しましょう。
▶︎ メディケア(Medicare)の場合(永住者)
永住者(メディケア保持者)の場合は、無料もしくは少額の支払いですみます。
▶︎ 保険に加入していない場合
保険にまったく加入していない場合は、受診にかかった費用を全額負担することになります。診察だけであれば高額になることはありませんが、治療を受けたり専門医・総合病院で受診する場合には高額になる可能性があるので注意しましょう。
注意点
受診費用の支払い後は、病院にて担当医の診断書とレシートをもらうことを忘れずに。保険金請求の際に必要ですので、大切に保管しておきましょう。
オーストラリアには、処方箋なしで購入できる一般用医薬品と医師の処方箋がないと購入できない処方箋医薬品があります。
処方箋医薬品は、ケミスト(Chemist)やファーマシー(Pharmacy)と呼ばれる薬剤師がいる調剤薬局へ医師の処方箋を持っていき薬を購入します。シドニーでは街中のいたるところに調剤薬局があるので、簡単に見つけることができます。
加入している保険にもよりますが、オーストラリアで医師から処方された薬の料金も医療保険の対象となります。レシートと処方箋のコピーを必ず保管しておきましょう。
もしもオーストラリアで重傷を負ったり、緊急の手当てが必要となる場合は[000]に電話をかけ、救急車(Ambulance)を選択することで、救急車を手配することができます。
日本とは違い、オーストラリアでは救急車を呼ぶのは有料かつ高額です。民間医療保険に加入している場合は保険が適用されます。
救急車の搬送先は救急病院になり、GPの紹介なしで救急病院・総合病院にて治療を受けますが、この場合は保険還付の対象となり、治療費は後日請求することができます。
民間医療保険に加入している場合は、保険金請求のために以下の手続きが必要です。
オーストラリアでの医療保険の請求には必要な書類がいくつかあります。GPなどで受診した場合は診断書とレシート、医師から処方された薬を購入した場合は処方箋のコピーとレシートを保管するようにしましょう。救急車を呼んだ場合も同様です。診断書とレシートが必要です。
必要な書類を用意したところで、オーストラリアで加入している民間医療保険会社に請求します。
請求方法は加入している医療保険の会社によって異なりますが、一般的には各医療保険会社のウェブサイトにあるフォーム(Claim Form)に必要事項を記入し、オンラインまたは郵便で該当する書類を送ります。オーストラリアの民間医療保険会社によってはスマートフォンのアプリもあり、簡単かつ迅速に保険金請求ができます。
多くの民間保険会社では過去12カ月間の受診費用を対象にしているので、GPなどで受診した際は診察後、日を空けずに手続きをすすめることをおすすめします。
A . 一般的にGPでは、夜間や週末の診療を行なっていません。しかし、シドニーの一部のGPやメディカルセンターでは時間外に受診可能な施設もあります。
A . GPがいる病院を選ぶ上で一番大切なのは、安心して健康管理を任せられ、話しやすく信頼できる医師がいることです。英語での受診が不安な場合は、日本語での受診可能なGPが勤務している病院に問い合わせてみるのもいいでしょう。日本語での電話対応や受付をしている病院もあるので、英語力に不安がある人でも安心です。
体調が優れない時に慣れない海外で病院に行くのは不安なもの。備えあれば憂いなし、です。事前にシドニー近辺の病院の連絡先や自分が加入している保険の情報を確認しておきましょう。
医療現場では専門用語が多く、英語で病状を的確に説明するのは難しいため、英語で受診するのが不安な方は日本語対応の病院やクリニックで受診しましょう。
シドニーにある日系歯科「ANBIデンタルクリニック@ワールドタワー」は、開院20年! 日本語堪能な歯科医に加えて、日本語人の…