医療/保険

オーストラリアのインフルエンザ事情と予防接種

オーストラリアでも、インフルエンザは非常に感染力の強いウィルスによって毎年多くの人々がかかる疾患です。皆さん、今年の冬に向けて、インフルエンザの予防接種はすませましたか?

©︎thehealthsite.com

オーストラリアは薬に頼らないことが多い?

オーストラリアではいわゆる「風邪薬」は存在しません。

風邪による諸症状を緩和するための感冒薬や解熱剤はありますが、あくまで症状があまりにもひどい場合に体力を温存するた目のもの。なので、GPにかかってもアドバイスを受けて帰されるのが一般的。解熱剤ならパナドール、またはニューロフェンという市販薬が有名で、38度以上の高熱の時など、本当に必要な時だけ使うように、と念を押されることが多いのです。

これは、健康大国オーストラリアでは「過剰な投薬は逆に患者にとっては有害な場合が多い」という考え方が強く、「風邪くらいならその人が元来持つ自然治癒力で治るものだ」という見方が多いため。日本のように風邪にかかったからといってすぐ医者に行くのはオーストラリアでは大げさで、処方箋もほとんど出す必要がないのでGPができる治療がほとんどありません。

また、風邪などの感染症にかかった場合、治る前に職場や学校など人の多い場所に来ることは、他人にうつす危険性が高い無責任な行為! かなり迷惑がられるので気をつけましょう

もし風邪にかかったら「とにかく治るまで家でゆっくり休む」これがオーストラリア流の治療法といえます。

抗生物質は余程のことがない限り、処方されません。普段は陽気で大らかなオーストラリア人ですが、薬に関しては意外に神経質で、サプリメントや自然食品をできるだけ使う治療法が人気です

©︎authorityremedies.com

オーストラリアでもインフルエンザ予防を忘れないで!

しかし、インフルエンザは予防が大事ですよ!

インフルエンザは、咳やくしゃみなどの飛沫感染、ウィルスが付着した手や物との接触から感染します。

インフルエンザにはいくつか種類がありますが、ヒトが最も発症するインフルエンザは「A型」と「B型」。中でも近年オーストラリアや日本で大流行したのはインフルエンザの「A型」です。

今までオーストラリアなどでインフルエンザの「B型」に感染する人はそこまで多くありませんでしたが、最近は「B型」も感染者が増えてきています。

2017年は、オーストラリアでもインフルエンザの流行が例年以上に深刻化しました。オーストラリア政府の統計によると、9月29日の段階で19万5312人のインフルエンザ罹患者、417人のインフルエンザに関連する死亡者が確認されたのです……。*

昨年オーストラリアのインフルエンザの感染者が最も多かったのは、80歳以上の高齢者と5~9歳の子ども。*

州ごとにみると、昨年は最も人口の多いNSW州でインフルエンザが関連する肺炎による死亡者の急激な増加がみられ、特に昨年8月は、州都シドニーを中心に3万5670人の感染が確認されました。同州の月間の症例数としては、過去最悪を更新しています。*

そう、たかが風邪と侮れないのがインフルエンザ!

インフルエンザはいわゆるウィルス感染症なので、抗生物質は効きません。しかし、抗ウィルス剤で治療できることもあります。とはいえ、オーストラリアでも世界中どこでも「予防は治療に勝る」もの。

毎年インフルエンザの予防接種を受けておく方が賢明です。

* World Health Organization

オーストラリアでインフルエンザ予防接種はいつ受ける?

通常、オーストラリアでもインフルエンザは冬に流行するので、インフルエンザの予防接種はオーストラリアの秋、つまり今の時期に予防しておくといいでしょう。

インフルエンザのウィルスは常に変化するので、インフルエンザの予防ワクチンは毎年調節されます。他の疾患と違い、インフルエンザの場合は予防接種を毎年するように奨励されるのはそのためです。

オーストラリアに住む健康な成人なら、ほとんどの場合インフルエンザに罹患しても1週間ほどで回復しますが、インフルエンザの「A型」と「B型」は同じような症状が現れて、日本と同じくオーストラリアにいても感染すると辛い症状になることが多いです。

特にインフルエンザによって重篤な状態に陥るリスクが高い人は、信頼と実績のある日本語医療サービス「ペック・シティ・クリニック」のような医療チームに相談し、ぜひ予防接種を受けておきましょう。

インフルエンザの罹患で重篤な状態に陥るリスクが高い人

  • 子ども
  • 妊婦
  • 高齢者
  • 6カ月以下の子どもを持つ親もしくはお世話をしている人
  • 医療従事者
  • チャイルドケアの従事者
  • 肺や免疫疾患、糖尿病、心臓病などの慢性疾患がある人

 

特に妊婦がインフルエンザに罹患すると重症になることがあるので、インフルエンザの予防接種を必ず受けてください。妊娠期間中はいつでも受けられます

インフルエンザの予防接種は、生後6カ月以上から受けられます。

オーストラリアでもインフルエンザの予防接種は安全性が高く、副作用が出たとしても通常は軽くすみます。最も報告されている副作用は、インフルエンザの予防注射を打った辺りの赤みや痛みと腫れ、微熱、倦怠感などです。

 

兎にも角にも、インフルエンザは予防が第一! オーストラリアでのインフルエンザの予防接種は、「ペック・シティ・クリニック」まで連絡してみましょう。

2018年の予防接種は4月初旬から「ペック・シティ・クリニック」で実施中!

1800-836-415           pecadmin@peccityclinic.com.au         (02) 8267-8300

「ペック・シティ・クリニック」って?

シドニーのワールド・スクエア内に位置し、優秀なドクターとスタッフで構成される医療チーム。

一般医療だけでなく救急医療にも携わっていて、ベタランスタッフは看護業務の他、医療通訳も兼任しているので、オーストラリアにいても日本語を用いて迅速かつ的確に治療してもらえます。

海外旅行保険加入者には、キャッシュレスサービスもOK! 留学生から駐在員、永住者まで、各種保険に対応した在豪日本人のためのクリニックです。

また、同院の健康診断は多くの日系企業が利用しています。


みんなベテラン! インフルエンザの予防接種に来てね! 親子やお友達同士も歓迎 😀

PEC City Clinic 
所在地:Suite 45, Level 3, 650 George Street, Sydney
電話:1800-836-415 日本語予約ライン(8:00-22:00)
Email:pecadmin@peccityclinic.com.au
営業時間:月〜金10:00-18:00 土日祝休診
http://peccityclinic.com.au

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