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日本人の2人に1人が癌にかかり3人に1人が死亡している

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絶望的な末期癌を克服した男性は自身の経験をこう語る

 

How Personalised Treatments Save Lives: Mo's Story of Beating Cancer末期の大腸癌から奇跡的に回復したMo Haqueさんは自身の壮絶な癌による経験から本を出版、あらゆる場所で自身の経験を活かした癌についての活動を行っています。

Mo Haque | Never Too Young | Bowel Cancer UK

突然の癌の発覚から間もなく末期状態へ

Mo Haqueさんは、たびたび訪れる息もできなくなる程の深刻な腹部の痛みに昼夜悩まされていました。様々な痛み止めを使用し最終的には強い鎮痛剤でやっと眠れるという生活だったと当時を振り返ります。彼は6週間をかけてあらゆる検査を受けましたが、血液検査、胸部X線、ECG、超音波検査からは何の異常の発見にも至らず、ようやく大腸内視鏡の検査にて異常が確認され、CTスキャンでそれは明らかになりました。ステージ4の大腸癌でした。その後一年間Moさんは18回にも及ぶ化学療法に、大きな手術、耐えがたい数々の副作用にも必死な思いで耐えて頑張ってきましたが、その後に主治医から聞かされた事実に絶望します。「化学療法が機能していない。癌が成長している。もうなにもできることはない」そう言われてしまったそうです。このまま治療ができなければ痛みと苦しみを抱えながらの死を待つだけの状態でした。

Moさんの癌の原因となったリンチ症候群とは

Moさんの父親は、Moさんが赤ちゃんに時に大腸がんで亡くなり、そしてMoさんが30代に突入した時に父親と全く同じ癌を患いました。それはリンチ症候群と呼ばれるもので遺伝的要因が原因で癌を発症するものでした。リンチ症候群は比較的若い年齢で、大腸や子宮、胃などさまざまな臓器に癌ができることが知られています。リンチ症候群は遺伝性の病気であり、患者さんのお子さんやご兄弟(姉妹)に50%の確率で受け継がれます。その為リンチ症候群の傾向がある家系の方は若いうちから遺伝子検査や癌検診が求められます。Moさんは自身のリンチ症候群の存在を予め知っていれば予防できたのかもしれないと、後悔しましたが時すでに遅し、まもなく末期状態となってしまいました。

新たな癌治療、友人や人々の協力がMoさんを救う

Moさんは絶望の中、自身が患っているリンチ性の癌に有効だといわれる最新免疫療法があるとの情報を知り、主治医から紹介してもらいます。しかしその療法は当時はまだ、一般的に受けられるものではなく、とても高額でMoさんには、手が届かない療法でした。再度絶望感に襲われたMoさんに、友人はクラウドファンディングを勧めました。Moさんは自身の人生を振り返り「自分には人々から大金を募ってまで生きる価値があるのか」と何度も自身に疑問を投げかけたそうですが、最終的に友人の協力もあって£200,000のクラウドファンディングを設立し、人々から寄付を集めることに成功、無事に最終手段だった免疫療法を受けることが実現し、そして見事に癌は消滅しました。それから6年が経過し、Moさんは今までに多くの癌患者からの相談に乗ってきました。しかしそうしている間も癌による人々の訃報が途絶えることはありませんでした。彼も自身の闘病中に「もうなにもできることはない」との報告を受け、絶望の淵に立たされ、それまでに頑張ってきた療法や手術は一体何だったのか?とぶつけようのない怒りや悲しみに打ちのめされた経験があります。しかし彼は幸運なことに、巡り巡って彼の癌腫瘍に効果的な治療に辿り着くことができ、最後の望みをかけて末期癌を克服できました。そして彼はそんな自身の壮絶な経験と闘病中に培ってきた知識で今後の癌治療に役立てるようにと本を出版、また様々な場所で癌についての活動を行っています。実際に、Moさんのように癌との闘いで色々な治療を試したとしても、確かな効果が見られずに転移を起こし、手の施し様がなくなってしまうなんてケースはとても多いです。筆者の友人も癌を患い、まだ幼い子供たちとまた一緒に外を歩きたいという切実な夢を抱きながら壮絶な癌との闘いによく耐えて頑張っていました。しかし彼女の癌もまた、無情にも進行していき、周囲も藁にもすがるような想いでした。そして最期までその夢は叶うことなく彼女は旅立ちました。やはり癌発覚の遅れが第一に悔やまれましたが、本当に頑張って治療してきたのに...という絶望感はとても計り知れないものでした。Moさんのように末期状態からでも最適な治療に辿り着いて癌を消滅させられたというのは現在では奇跡に近いことかもしれません。ですがそんな奇跡が当たり前に起こる未来になっていけるようにと、癌治療の最適化を図る研究は続けられ、世界中の人々が癌治療の発展を待望してる中、My Personal Therapeuticsは、個人の癌治療の最適化が実現できる世界で唯一の方法PDPの開発に成功、実用化を進めています。Moさんも、このMy Personal Therapeuticsについて触れており、この画期的な先進医療が世界中で実用化され、沢山の癌患者を救えるような未来がやってくることを願っていると自身の末期がん経験を通じて語っています。

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My Personal Therapeuticsのパーソナル・ディスカバリー・プロセス

パーソナル・ディスカバリー・プロセス(PDP)法はニューヨークのマウントサイナイ医科大学の研究社ロス・ケーガン氏によって開発され、2019年に特許が認められた先進医療法です。以下PDP法と称します。PDP法では、患者のがんに合わせた最適な組み合わせによる治療薬を選択します。PDP法は、ハエを使用した実際の患者のアバターを医薬品スクリーニングに使用する世界で唯一の治療法です。
これは、患者の特定の腫瘍に最適に作用する FDA 承認薬(非がん治療薬を含む)の詳細な組み合わせを特定し、その遺伝的複雑性を反映して、毒性や副作用を軽減しながら、効率的な治療可能性を高めます。

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1.癌患者から生きた癌腫瘍の検体を取り出す

2.検体の分析から癌腫瘍のネットワークを確認

3.変異を含めた実際の患者の癌腫瘍細胞ネットワークをハエに設置しアバターを作成

4.すべての認可治療薬を患者のアバターとなったハエで治験を行う

5.審査結果に基づいた最適な治療の組み合わせを推奨したレポートの完成

 

My Personal Therapeutics (MPT)社の公式サイト
My Personal Therapeutics

PDP法の活用目的

  • これまでは難しかった個人への治療薬の効果、副作用の可能性を治療開始前に予見
  • 最適な治療法の提案から患者の心の負担を減らす
  • 治療の効率化から時間、費用、体力の消耗を最低限に抑える
  • 薬剤耐性を身に着けた癌細胞の治療の最適化を図る

抗がん剤が効かないのは癌が薬剤耐性をもつから

抗がん剤が効かない最大の理由は、がんの細胞が、もともと抗がん剤の攻撃に耐え抜く性質=薬剤耐性(一次耐性や自然耐性などがあります)を備えているためと考えられています。薬剤耐性は抗がん剤治療を難しくさせていてる大きな原因です。たとえ治療を開始した当初は抗がん剤がよい効果を示したとしても、耐性によりだんだん効かなくなってきます。がんが最初の抗がん剤の攻撃によっていったんは弱っても、その攻撃に生き残ったがん細胞があれば、それらは薬剤耐性を身につけてふたたび勢いを得て増殖するのです。こうなると最初の抗がん剤はもはや使用できなくなり、効果のある別の抗がん剤を探さざるを得ないことになります。

PDP法主にG.I cancer(消化器系癌)患者、ならびに肺癌の患者に適用することができます。また、標準的なプロトコールが確立されていない希少癌や原因不明の腫瘍の患者さんも、PDP法の恩恵を受けることができます。あなたの癌にPDP法が適しているかどうかについては、Medicisonにお問い合わせください。enquiries@medicision.com.au

PDP法は、早期がんの患者さんだけでなく、従来のアプローチでは治療の選択肢がなくなった進行がんの治療が困難な患者さんにも、最適な治療法を特定するのに役立ちます。最後に、悪性化していない消化管病変を持つ人もPDP法の恩恵を受けることができます。消化管内に腺腫があることは、その後の大腸がんの発生と関連しています。この機能を備えた非がん患者は、アバター前のモデルがすでに構築されており、必要に応じて推奨される治療を受ける準備ができますので、万が一の悪性化に備えることもできます。

現時点では、PDP法は、イギリス国内の研究所にて行われていますが、My Personal Therapeutics (MPT)社が窓口となり、世界中の人々に、PDP法サービスの提案を行っております。

世界中の癌患者にPDP法の実用化へ

このサービスを受けられるには、主治医から、Medicisonへ直接お問い合わせくださるようにリクエストをしてください。また、Medicisionは、日本の順天堂大学病院と提携していますので、日本でもこのサービスを受ける事ができます。現在日本語でのお問い合わせは、メールのみにて受け付けておりますが、お気軽にご相談ください。enquiries@medicision.com.au

「Medicision」はオーストラリアにおける個人向けヘルスケアサービス業界のリーディングカンパニー。大手プライベート保険会社の「Ramsay Healthcare」と独占パートナーシップ契約を締結することで、オーストラリア全土に医療・ヘルスケアサービスを提供しています。

医療・ヘルスケア分野でも人間ドックや遺伝子連鎖、がんセラピーなどに特化c。個人や家庭への最適な運動プログラムの構成から、パートナー企業の「Mt. Sinnai」と共同の世界最先端のがんセラピーの提供など、その活動は多岐に渡ります。

John Hopkins、Harvard Medical School、東京医科歯科大学、NSW Healthなど世界中の権威ある医療機関の人材から構成されたチームは、個人や家族へ効果的な治療と健康プログラムを的確にアドバイスし、その経過を観察しながら生活をサポートすることで、オーストラリア国内外のすべての人々が健康で豊かな生活を送ることを目標に掲げています。

 

所在地:P.O. Box 385 Broadway, Ultimo NSW 2007
電話:1800 634 007+61 459 100 337
メール:enquiries@medicision.com.au

ウェブ:www.medicision.com.au

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