歯並びが良くないと、「上手く噛めない」や「発音がしにくい」、「虫歯に なりやすい」などの悪影響が多々あります。
歯科矯正というと「永久歯が生えそろわないと、できないのでは」と思う方もいるかもしれません。
実は、子供の矯正歯科治療の開始時期は大きく分けて2つあります。
*永久歯が生えそろう前に始める1期治療
*永久歯が生えそろってから始める2期治療
あごの成長や舌の動きをコントロールする装置を使い
1期治療の対象となる患者様は主に
※悪習癖とは、頬杖・口呼吸・指しゃぶり・爪をかむことなど、歯並びに悪い影響を与える可能性がある習慣のことを指します。
1期治療では個人個人に合わせた矯正
マイオブレイス
インビザラインファーストなどがあります。
原因に焦点を当てることにより発育期の子供たちが抜歯やブラケット(ワイヤー装置)を付けて治療しなくても、歯列矯正が可能な方法として世界100か国以上に広まっています。
マイオブレイスは、悪い歯並びの根本的原因に働きかけることを目的とした早期予防矯正治療のこと。
最適な年齢は3~15歳で、口内に装着する取り外し可能な一連の器具を1日1時間〜2時間と夜間就寝中に装着します。
マイオブレイスは正しい歯並びを育てる「トレーニング」でもあり、子どもが本来持っている成長する力を使うことで、少ない力で効果的かつ自然に歯列を矯正することができます。
ほとんどの場合、抜歯やブラケット矯正を行わずに自然な成長と発達を実現できます。
最新の研究によれば、歯列不正のほとんどが顎の発育不全によるもの。
顎の発育不全は、歯の生えるスペースを制限し理想的な位置に生えることを妨げてしまいますが、子どもがまだ幼い時期に発見できます。
マイオブレイスは、こうした間違った口腔習癖に対処するよう開発されていて、鼻呼吸、上顎につけた正しい舌の位置、正しい飲み込み方を子どもに教え、顎が本来の大きさまで十分に発達するよう導きます。その結果、すべての歯が収まるための十分なスペースが確保され、ブラケットを使用しなくても自然とまっすぐな歯が生えます。
インビザライン・ファーストTM矯正は、成長過程にある患者様のための、透明に近く目立ちにくいマウスピース型矯正装置です。
歯と永久歯が混在している、一般的に6~10歳のお子様が対象ですが、適用条件は身体年齢でなく歯の年齢に基づきますので、ご相談ください。
お子さんの歯並びや顎の成長で気になることや不安なところがあれば、一度矯正歯科医院にご相談されることをおすすめいたします。
子供の矯正治療は、上下の顎の骨のバランスや大きさを整え、永久歯がきちんと生える準備をする治療になりますので、一般的には永久歯が生えそろう前に行います。