妊娠24~36週目の妊婦の方が、産まれてくる乳児のために接種できるRSウイルス感染症ワクチン。
RSウイルス感染症は乳児がかることの多い疾患ですが、妊婦の方がワクチン接種することで、その体内にRSウイルスに対する抗体が産生されて、胎盤を通して赤ちゃんに移行していきます。それにより、出生後の赤ちゃんをRSウイルスから守ることができるので、妊娠中の方はワクチン接種の検討をお勧めします。
シドニーにある「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」には経験豊富なGPが常駐し、インフルエンザ予防接種をはじめ、新型コロナウイルスワクチン接種、妊婦の方のRSワクチン接種など、各種ワクチン接種を受付中。オーストラリアでは「全国予防接種プログラム(National Immunisation Program)」にて、さまざまな予防接種を対象者が無料で受けることができます。
「体・歯・美のケア」ができ、長年シドニーの日本人の健康をサポートするためのGPをはじめ、女性医師による美容医療、審美歯科も提供中。シドニーでの身体の悩みは、日本語対応の総合医療センター「ワールドシティ歯科」へ。
今回は、その「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」が、妊婦のためのRSワクチンについてご紹介します。赤ちゃんを感染から守るために、妊娠中から必要なワクチン接種のことを知っていきましょう!
RSウイルスは世界中に広く分布し、ほぼすべての子どもが2歳までに罹るとされている感染症です。
RSウイルスは、主に接触・飛沫感染で広がります。麻疹ウイルスや水痘ウイルスように、空気感染はしないと考えられています。RSウイルスは乳児の細気管支炎やウイルス性肺炎の主な原因になり、特に生後6カ月齢未満で感染すると重症化するといわれています。
症状としては、発熱、鼻汁などの軽い風邪のような症状から重い肺炎までさまざまです。多くは軽症で自然軽快しますが、重くなる場合には、咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現します。RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいといわれており、特に生後6カ月以内にRSウイルスに感染した場合、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。
RSウイルスは乳児の細気管支炎やウイルス性肺炎の主な原因になり、特に生後6カ月齢未満で感染すると重症化するといわれています。重篤な合併症として注意すべきものには、無呼吸発作、急性脳症などがあります。生後1カ月未満の乳児がRSウイルスに感染した場合、診断が困難な場合があり、突然死につながる無呼吸発作を起こすこともあります。
RSウイルス感染による乳幼児の入院は、生後1~2カ月時点が最も多く、生後早期から予防策が必要です。日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症になり、その約4分の1が入院を必要とすると推定されています。
RSウイルス感染症に特効薬はありません。治療は基本的には対症療法(酸素投与、点滴、呼吸管理など症状を和らげる治療)を行います。RSウイルス感染症は、オーストラリアのほとんどの地域で季節性疾患ですが、RSウイルスの循環自体は一年中続いているため、ピークシーズン以外でも重症化することがあります。季節性はオーストラリアの州、特に熱帯地域によって異なります。
RSウイルスは生涯にわたって感染を繰り返し、幼児期における再感染での発症はよくみられ、その多くは軽い症状です。
妊娠中の方が接種するRSワクチンは、「妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防」つまり、産まれてくる乳児のRSウイルス感染症を予防するためのワクチンで、母親が妊娠24~36週にすませておく乳児のためのRSウイルス感染症予防接種です。
このワクチンはファイザー社の「Abrysvo」で、妊婦への使用が承認されている唯一のRSワクチンとなります。現在「Abrysvo」のみが妊婦に使用され、他「Arexvy」は60歳以上の高齢者のみに適応があり、乳幼児の年齢層で認可されているワクチンは現在ありません。
妊婦の方のRSワクチンは、乳児がRSウイルス感染症で入院するリスクを68%減少させ、生後3カ月以内にRSウイルス感染症で医療機関を受診するリスクを57%減少させています。
母親がワクチンを接種してから1~2カ月後に出生する新生児は、母体で産生されたRSウイルスに対する抗体が、胎盤を通して移行されている状態です。その予防効果は月日の経過とともに低下していきます。
妊娠36週までにRSワクチンを接種しなかった妊婦の方は、妊娠36週以降できるだけ早くRSワクチンを接種する必要があります。RSワクチンに対する免疫応答は接種後数週間で発現し、乳児への経胎盤的抗体移行も接種時から徐々に増加していきます。しかし、母親がRSワクチンを接種してから少なくとも2週間後に出生しなければ、乳児の十分な保護は期待できないとされています。
母親がRSワクチンを接種してから2週間以内に出産した場合や、妊娠36週6日以上が経過している妊婦の場合は、乳児のRSモノクローナル抗体のワクチンを接種することが推奨されています。また、妊娠28週より早くRSワクチンを接種してしまった場合、同じ妊娠期間中の再接種は推奨されません。
RSワクチンは、妊婦の出産予定日に関係なく1年中いつでも接種することができます。RSウイルス感染症は、オーストラリアのほとんどの地域で季節性疾患ですが、RSウイルスの循環は一年中続いているため、ピークシーズン以外でも重症化することがあります。季節性はオーストラリアの州、特に熱帯地域によって異なります。
妊娠している方と医療従事者は、RSワクチンの母親へのRSワクチン接種、RSモノクローナル抗体による乳児への予防接種の両方について話し合い、最適な方法を選ぶのがいいでしょう。
詳しくはこちら。
シドニー中心部にある「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」では、女医のGPが在籍し、妊婦の方へのRSワクチン接種も受け付けています。担当女医は婦人科の専門知識と経験もあるベテランなので、気軽にワクチン接種の相談もしてみてくださいね!
シドニーシティ歯科本院
住所:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(歯科直通/英語対応)
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
イーストウッド歯科分院
住所:3/14 Ethel Street, Eastwood 2122
電話番号:(02) 9858-3000
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
ケンプシー歯科分院
住所:37 North Parade, Campsie 2194
電話番号:(02) 9136-4777
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
左:ジェシカ医師、右:ナームン医師
日本語通訳勤務のいる「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」には、女性医師が常勤しています。GPは全診療科目を診察してくれる町のお医者さん。
新型コロナウイルス、インフルエンザ、帯状疱疹、百日咳などの各種予防接種を担当してくれる他、薬の処方や治療、血液検査、乳がんの診察などをしてくれるので、何らかの症状があれば、まずはGPへ。GPのいるクリニックでは毎年、各種予防接種や健康診断も実施されています。
週6日、学校や仕事帰りや土曜日にも通える親切な営業時間で、GPの他、歯科、血液検査ができる検査施設も併設しています。短期滞在や年単位の長期滞在でも、海外旅行保険をお持ちの方にはキャッシュレスの診察サービス、メディケアをお持ちの方にはバルクビリングによる自己負担なしの診察サービスを提供しています。海外留学生保険(OSHC)をお持ちの方は、治療内容に応じて後日保険会社に申請することで保険カバーが受けられます。
日頃の定期検診、身体の不調、事故や怪我の際でも不安に思わず、健康を第一に受診しましょう。
中でもGP(一般開業医)のジェシカ医師は、海外渡航者の治療経験が豊富で、感染症、婦人科、産前産後ケア、小児科、皮膚科と幅広い分野に精通し、ニキビやアトピーなどの皮膚の症状、女性のヘルスケアもお任せ。
同じくGPで週2日(火・金)の診察を担当するナームン医師は、婦人科と精神科が専門。軽手術を得意とし、嚢胞切除やいぼの切除など、さまざまな肌トラブルの治療もお手のもの。
「体重が増えてしまったけど人に言いにくい」という方も、プライバシーを守りながら適切なアドバイスや、場合によっては治療に導いてくれるGPに相談を。他にも、「オーストラリアに来てからできてしまった吹き出物をどうにかしたい」という方や「マスクの肌荒れが治らない」というお悩みなど、普段のシドニー生活で困っていることがあればサポートしてくれますよ!
また、同院には日本語対応の受付や通訳が在籍し、日本語専用ラインから簡単に予約することができたり、GPの診察の際にも日本人通訳が同席してもらえたりと、英語に苦手意識のある方でも安心。
さらに、ジェシカ医師は美容医療も専門。アメリカ美容医学会の臨床インストラクター(ドクターに指導する立場)も務めるレベルの腕前で、皮膚科の技術とあわせて肌の不調やトラブルの原因を解明してくれます。
※当日に日本語通訳が必要な方は必ず予約時にお伝えください。
【GP(一般医療)】
・インフルエンザなど各種予防接種 予約受付中
【歯科】
・歯科検診&クリーニング(バイトウィングレントゲン込み)200ドル
・インプラントの初診相談(レントゲン&治療計画込み)200ドル【美容医療】
・初回診察&見積り 無料
・ボトックス注入 15%オフ
シドニーにある「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」では、今月も歯科・美容医療・GP全てでキャンペーンを実施中!
オーストラリアでも半年に一度推奨されている歯科検診。オーストラリアでは「チェックアップ」と呼ばれ、予防歯科として多くの人々が歯科クリニックに通います。同院のフル歯科検診&クリーニングは、200ドル! バイトウィングレントゲンまでしっかりと撮影し、今年の口内の汚れを全部落としてしまいましょう!
予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
また、失った歯を再生するインプラントの初診相談が、レントゲンと治療計画込みで200ドル! 意外と多い歯が欠けてしまった、歯を抜いてしまったという相談。今後一生の食事を味わう楽しみや、笑顔のコンプレックスを払拭するためにも、自然な歯を再生できるインプラントを検討してみませんか?
オーストラリアに来てから肌の調子が気になる方や肌トラブルの多い方は、皮膚科を専門の一つとする2人の女医にまずは相談を。初回の診察と見積もりは無料! ヒアルロン酸やボトックス注入のほか、しっかりとした美容医療を受けることができます。
今月はエラの張りを目立たなくするためのボトックス注入が15%オフ! 他のお肌のお悩みも、美容&医療のプロにお気軽にご相談を!
そして、インフルエンザをはじめとした、新型コロナウイルス、百日咳、帯状疱疹など各種予防接種も受付中。予防接種の大きなメリットは、病気の重症化リスクを軽減できること。予防接種にはさまざまありますが、どの予防接種を受けたことがあるのかわからない方も、まずはGPに相談してみましょう。
健康なオーストラリア生活を続けていくために、身体のメンテナンスの一つは欠かせません。2024年を健やかな心身で迎えるために、日本と異なる医療システムに戸惑われる方も、気軽に「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」へ相談を。日本語対応で丁寧に説明してもらえますよ!
シドニーシティ歯科本院
住所:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(歯科直通/英語対応)
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00イーストウッド歯科分院
住所:3/14 Ethel Street, Eastwood 2122
電話番号:(02) 9858-3000
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00ケンプシー歯科分院
住所:37 North Parade, Campsie 2194
電話番号:(02) 9136-4777
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00歯科でも一般でも予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
シドニーシティの「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」は、一般開業医GPやパソロジー検査所、美容医療も院内に備え、一般・矯正歯科も専門にする日系総合医療センター。
1階の医療フロアと2階の歯科フロアがあり、GPでは婦人科系やピルの処方など、あらゆる女性の悩みを安心して相談できます。
定期的な検診や割引キャンペーンを利用した治療で、オーストラリア生活の健康維持を促進。トラブルはもちろん、健康のためのメンテナンスまで、まずは「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」にお問い合わせ・ご予約を!
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」に非常勤医師として在籍している、オーストラリア・日本両国の歯科医師免許を持つ末永華子歯科医。
2018年にAustralian Dental Councilを経てオーストラリアの歯科医の資格を取得、シドニー大学講師(兼東北大学非常勤准教)としてシドニー大学歯学部で教鞭をとりながら、同院に勤めています。
ハナコ先生の「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」一般歯科での担当日は、毎週火曜日。被せもの(クラウン・ブリッジ)、入れ歯、顎関節症を得意としている他、がん治療や手術を控えている患者に対する口腔ケアも専門です。
また、日本語による歯科診療はもちろんのこと、日本にある歯科クリニックとのやり取りも可能なため、日本のかかりつけ歯科クリニックからの引き継ぎや治療内容に関することなど、日本語で気軽に相談することができます。
「日本で歯科医としての経験があり、オーストラリアで歯科医として働くことに興味がある」という方も、ハナコ先生に気軽にご相談を。歯科の治療だけでなく、訪れる人々に寄り添い手助けしてくれるのも、患者さんから評判の理由の一つです。緊張をほぐす会話や日本語で歯のお悩み相談に親身に乗ってくれるので、歯に関するお悩みは小さなことでも質問してみましょう!
ハナコ先生の経歴や専門はこちら
シドニーシティにある「ワールドシティー日本語医療・歯科センター」には、技術力に定評を持ちながら日本語を話せる歯科医が在籍。さまざまな複雑ケースに対応してきた実績と、常に最新機器を導入してアップデートし続ける歯科技術のほか、インプラント治療や歯列矯正といった高額治療には分割払いも適用されるなど、普段から良心的な価格が、シドニー住まいの日本人にも好評です。
シドニー中心部のチャイナタウン近くにある同院は、立地上、さまざまな事情でシドニーに滞在されている日本人の患者さまが来院。そこで、治療のメリット・デメリットをしっかりと説明し、ベテラン歯科医たちが技術と経験から導き出す選択肢を提案していきます。
また、同院では手術用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)をはじめとした最先端の歯科用医療機器を導入することで、より精密な神経の治療を提供。根管治療や抜歯、虫歯治療、歯周病治療など、多岐に渡る歯科治療に最新技術を安全に用いています。
丁寧な物腰や流暢な日本語を話すことから、日本人にとても人気のあるクリス歯科医。クイーンズランド大学歯学部卒で、日本留学経験もあるクリス歯科医の日本語の流暢さは、もはやネイティブレベル。歯科治療についての説明も、最初から最後まで日本語で丁寧にしてもらえるので、クリス歯科医の診療では日本語通訳はほとんど必要ありません。
もちろん、マシュー歯科医院長直伝の技量ですから、安心して身を任せられます。クリス歯科医の得意分野は根幹治療。治療中は緊張している患者さまも少なくないため、クリス歯科医の方からフレンドリーに接することで、緊張をほぐすようにしているのだとか。安堵からか治療中に眠ってしまう患者さまもしばしば。歯の痛みが不安な方にもクリス歯科医はぴったり。
現在はよりスキルアップを目指して高度な病例にも対応できる技術を習得中で、歯周治療学やインプラント手術など、さまざまな分野の講習も学んでいるそう。一人一人に合った治療法を追求し、その病状の差はもちろん、歯科医院への苦手意識や不安がある方にも優しい治療を心掛けている先生です。
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