私のおばあちゃん。
97歳まで生きました。
最後の最後になるまでは、
かなり頭がしっかりしていたので、
90歳を超えてもまだ、普通に
おしゃべりすることができました。
ある日は縁側で、手を重ねながら、
ゆっくりお話することもできました。
友達のようにもなって、
いっしょにいてくれる
感じがしました。
90歳を超えた皮膚や容貌って、
はっきり言ってすごいです。
たるみ、しわ、しみ。
重ねてきた年月が皮膚に刻まれます。
人間の皮膚って、年をいっぱいとると
こんなになってしまうんだなあと
思わされます。
でもそんな姿になっても寿命が来るまで
生かされている限り
生き抜いているおばあちゃんが
すごい、素晴らしいと思ったし、
それが人間として正解の姿だ、
こうやって生かされている限り、
限界まで生き抜くのがあるべき姿だと
思いました。
私もこんな姿になるまで、
生かせてもらえる限り
生き抜いて、後の世代に
私が感じたのと同じようなことを
伝えられたらすごい!と思いました。
どうして生きていかなければならないのですか?
と問われるとき、
あのおばあちゃんの生き抜いた姿の
神々しさ、正しさには
どんなこともかなわないと思ったという
こんな話を私の実感の例として
話してみることがあります。
シドニーこころの相談室 (サイコロジスト やのしおり) St. James Trust Building, Suite 219, Level 2, 185 Elizabeth Steet, Sydney 2000 0416-006-835
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