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◆◆受け入れがたいことを受け入れていくプロセスの四段階◆◆

受け入れにくいこと、思ったとおりに行かないことを

受け入れていくためには・・・。

 

ちょっとしたことではなく、それがショックを受けてしまうほどの

大きなことであれば、「プロセス」が必要です。

どうしてそうなのか、驚きや怒りやイライラや悲しみなどの

さまざまな感情を体験する一時期を経て。

 

例えば、親しい人を無くしたり、地震や津波で家や慣れ親しんだ

地域などを亡くした時。

 

また、自分の育ちの中に、

実は親の精神病理の影響のため、すごく辛い思いをしたり、

それからの影響を強く受けていることに、気づいた時も同様です。

 

それらが進み、また癒えていくプロセスは、喪失体験後の喪の作業と、

プロセスはほとんど同じである、と言います。

 

◇◇◇イギリスの精神分析学者、ジョン・ボウルビィによる、喪の作業の四段階

第1段階を無感覚・情緒危機の段階とし、愛する者の死(喪失)を知らされてから数時間から1週間ほど続くとされる無感覚の段階です。死という事実を現実として受け止められず、急性のストレス反応を起こします。

第2段階では思慕と探求・怒りと否認の段階とし、喪失を事実と受け止め始めるが思慕の情により深い悲嘆が始まります。喪失を受け止めながらも、故人はまだどこかにいるのでは?という錯覚が生じ、フラストレーションから怒りが生まれたりもします。

第3段階は断念・絶望の段階とし、愛する者の死を現実のものへと受け入れられ、愛着を断念。故人との関係で成り立っていた心の在り方の意味を失い、絶望や失意といった感情で支配される段階といえます。

第4段階では離脱・再建の段階とされ、故人に対する愛着がだんだん穏やかで肯定的な思い出となる段階になります。新しい人間関係や環境の中で心と社会の中での役割の再建努力が始まるとされます。

通常はこの4つの「喪の仕事」を一つひとつをプロセスとしてクリアして行けば、悲嘆から回復することができるとされています。もし、どこかの段階でうまく経過をたどれなかったりすると、悲嘆が病的なものへと変化する場合もあるそうです。

 

 

   

 

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