こんにちは、こころの相談室で総務を担当しているキャルです。
豪では普段の風景に溶け込んでいる、飛行機。今回はこれについて書こうと思うのですが、思いついたのが某NOE〇IRのCMだったので、紹介します。
http://www.youtube.com/watch?v=nnW0bUyuxt0
どちらかと言えば物事を抽象的に考える私、あれこれふとした時に考えます(すみません、先生。私が生返事の時は、おそらくこういう事を考えています)。
実はドーナツ型の構造をしている宇宙。風の姿。夜と朝の狭間。音の形。ことばの色。
たわいない事も多いのですが、それらの考えによって、私の世界は構成されています。
今回紹介するのは、その中の一つです。
私がまだ日本にいた時のこと。豪と違って飛行機がこれだけ飛び交っていることはなかったので特に感じたのかもしれませんが、仕事の合間や家路についている、そんなふとした瞬間に空を見上げ、飛んでいく飛行機を見かけた時。
――飛行機は、時間も運ぶんだ。
と感じました。
例えば、豪からアメリカを飛行する際に、豪人は勿論それぞれのタイムラインの時間を持って渡米することになります。
日付変更線さえも超えて。
人と一緒に「時間」も運ぶ乗り物。
電車や車などにも同じことは言えるでしょうが、飛行機が一番この性格を強く持っているのではないでしょうか。
一国の中でこれだけ飛行機が飛び交っているAustralia。多国籍の人種が営みを送り、それぞれが自分たちの「時間」を持って行き交っている。
こんな所にも、multiculturalismを感じます。
また同時に、私はある言葉を思い起こします。
We are such staff, as dreams are made on.
And our little life is rounded with a sleep.
William Shakespeare ”The Tempest“
私たち人間なんてとてもちっぽけで、儚い一瞬の夢と同じようなものなのかもしれません。
それぞれがそれぞれの思いや考えを持ち、喜びや苦悩の感情を持ちながら、飛び去っていく。
Memento moriにも共通項がありますが、何億年か後にはただの氷の塊になってしまう地球の、Australiaという台地の上で、私たちは精いっぱい日々を送り、だからこそ過ぎ去っていく時間が愛おしいのかもしれません。
日々を噛みしめながら。
また新しい一日に、G’Day!
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