こころの相談室で総務を担当しているキャルです。
前回の続きをお送りします。
因みに↓このシリーズ、寝る前にとても役に立っています。
http://www.youtube.com/watch?v=eTglERP772s&feature=related
さて。前回の続きです。
「いろは歌」を書き下すと、以下のようになります。
いろはにおえど ちりぬるを
わがよたれそ つねならん
ういのおくやま きょうこえて
あさきゆめみじ えいもせず
(筆者書き下し)
また、意味は次のような意味になります。
花は咲いても散ってしまう。
そんな世の中に、ずっと同じ姿で存在し続けるものなんてあるだろうか(いや、ない)。
人生という険しい山道を今日もまた1つ越えて
はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。
(筆者意訳)
前回は別れ際の言葉が、日本人特有なものだ、ということを書きました。また、↑の「いろは歌」が無常観で満ちたものだということについても書きました。
もう少し考えてみます。
「さようなら」
この言葉を考えると、本来の意味は「さようであるならば」であるはずです。
昔の人は「さようであるなら、いざ別れん」とでも表現していたのではないでしょうか。
――もう別れ時だね、じゃぁお互い別れようか。
一度この「別れ時」をお互いに確認し合う作業。今時の言葉を使うと「お約束」と表現するのでしょうか。
とても、日本人的だなぁ、と感じます。
しかしこの「お約束」、豪の人のみならず、欧米の人もやっているような気がします。
See you. と言われて答えなければ、なにか変な空気が流れませんか?
――また会おうね。
――じゃぁ、また。
こちらの人は、「また会う」ということを、お互いに確認し合う作業を、「お約束」にしているような印象を受けます。
なんだ、ちょっと違っているような印象を受けるけれど、根底の部分では、日本人でも何人でも、おんなじことをしてるんだ!
もしかすると、「さよならのいろは歌」は世界各国どこの国でもあるのかもしれません。
ちょっと違うけれど、根底では繋がっている歌。
どこか、人間関係と似ていませんか?
小さな発見があった、Week endの1コマです。
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