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◆◆ 続・さよならのいろは歌 ◆◆

こころの相談室で総務を担当しているキャルです。

前回の続きをお送りします。

因みに↓このシリーズ、寝る前にとても役に立っています。

http://www.youtube.com/watch?v=eTglERP772s&feature=related

 

さて。前回の続きです。

「いろは歌」を書き下すと、以下のようになります。

 

いろはにおえど ちりぬるを

わがよたれそ つねならん

ういのおくやま きょうこえて

あさきゆめみじ えいもせず

(筆者書き下し)

 

また、意味は次のような意味になります。

 

花は咲いても散ってしまう。

そんな世の中に、ずっと同じ姿で存在し続けるものなんてあるだろうか(いや、ない)。

人生という険しい山道を今日もまた1つ越えて

はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。

(筆者意訳)

 

前回は別れ際の言葉が、日本人特有なものだ、ということを書きました。また、↑の「いろは歌」が無常観で満ちたものだということについても書きました。

もう少し考えてみます。

「さようなら」

この言葉を考えると、本来の意味は「さようであるならば」であるはずです。

昔の人は「さようであるなら、いざ別れん」とでも表現していたのではないでしょうか。

――もう別れ時だね、じゃぁお互い別れようか。

一度この「別れ時」をお互いに確認し合う作業。今時の言葉を使うと「お約束」と表現するのでしょうか。

とても、日本人的だなぁ、と感じます。

 

しかしこの「お約束」、豪の人のみならず、欧米の人もやっているような気がします。

See you. と言われて答えなければ、なにか変な空気が流れませんか?

――また会おうね。

――じゃぁ、また。

こちらの人は、「また会う」ということを、お互いに確認し合う作業を、「お約束」にしているような印象を受けます。

 

なんだ、ちょっと違っているような印象を受けるけれど、根底の部分では、日本人でも何人でも、おんなじことをしてるんだ!

 

もしかすると、「さよならのいろは歌」は世界各国どこの国でもあるのかもしれません。

ちょっと違うけれど、根底では繋がっている歌。

 

どこか、人間関係と似ていませんか?

 

小さな発見があった、Week endの1コマです。

 

 

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