先日、引っ越しのゴタゴタにまぎれて眼鏡を失くしてしまいました。普段はコンタクトですが、裸眼では下の写真くらいしか見えないJAMS編集スタッフの私。眼鏡なしでは夜中にトイレも行けません。
これはすぐさま眼鏡を作らなければ……! そこで昨年6月にオープンした、最速20分で眼鏡が作れるという日本の眼鏡ショップ「OWNDAYS」Westfield Sydney店に行ってきました!
明るい店内にはさまざまな眼鏡!「気軽にお店に入って試着ができるように」と設計された店舗はオープンな作りで、全ての眼鏡を自由に試すことができます。「店に入ったら店員にロックオンされて、ガンガン話しかけられて……というのをやめたかった」と話す同店ディレクターの溝口さんの言葉通り、店員さんも適度な距離感です。
とにかく物価が高いオーストラリア、それなりの出費はやむを得まいと覚悟してフレームの値札を見て回ると、メインの価格帯はレンズ込みで98ドル〜238ドル。思っていたよりずっと安い! フレームは全て自社デザイン、自社生産で、アメリカンビンテージをコンセプトにした男性向けのシリーズや働く女性をターゲットにしたもの、遠近両用レンズに適したフレームに子供向けデザインまで、老若男女を問わないラインナップです。
他にもこんなに大胆にひねっても大丈夫なフレームから、フレームだけで本来4~5万円はするハンドメイドの眼鏡がレンズ込みで238ドルから購入できるという高級ライン、スワロフスキーなどの有名ブランドとのコラボなど、耐久性を重視したものからファッショナブルなものまで、とにかく種類が豊富です。
選ぶのに迷ったときは店員さんに頼るのが近道! ということで、「家での使用がメインだけど、せっかくなら外出もできるようなオシャレな眼鏡がほしい」と日本人スタッフの北島さんにリクエスト。「最近は丸型の眼鏡が流行っていて、小顔効果もあって人気がありますよ」と、オススメを紹介していただき、丸型のフレームに決定。
なお、鏡は近づきやすいように設置されている上に角度を調整することもできるので、「裸眼で眼鏡を試着したところでよく見えなくて、似合うんだか似合わないんだかわからない」という“目が悪い人あるある”も解決。眼鏡で行っても安心です。
フレームには鼻の低い人に向けたアジアンフレーム(写真上)と、鼻の高い人に向けたヨーロピアンフレーム(写真下)の2種類が用意されているので、自分の鼻の形や好みに合わせて選ぶことができます。鼻の低い私は迷わずアジアンフレームをチョイス。
また、プラス100ドルでPCやスマホから生じるブルーライトをカットするレンズや、紫外線に当たるとサングラスに変化するトランディションレンズ(調光レンズ)などの特殊レンズに変更することもできます。特にトランディションレンズは、紫外線大国のオーストラリアでは非常に魅力的。これだけ豊富な選択肢を安価で提供できるのは、「自主生産かつ生産量が多いからこそ」なのだとか。
フレームとレンズの種類を選んだところで、iPadに名前や住所などの基本情報を入力して会員登録。オーストラリアは眼鏡に保険が適用されるため、メディケアカードがあると無料で検査が受けられます。カードを持っていない場合は58ドルで検査を受けることになりますが、普段使っている眼鏡を持参すれば、検査なしでレンズから度数を測定することができるので、検査にかかる時間もお金もカットできます。
お次は検査! まずは目の悪い人にはおなじみであろう「遠くの気球がぼやけたりはっきりしたりする機械」でおおよその視力を測定。続いて、さらに詳しい視力を測定していきます。その後は問診ですが、「最後に眼鏡を作ったのはいつですか?」といった簡単な内容なので、英語を勉強中の人でも臆することはありません。検査も問診も専門医が担当するので、ついでに目に関する悩みを相談することも可能です。専門用語がわからない場合は、日本人スタッフの方に助けを求めれば問診に立ち会ってもらえます。
度数が分かったら、レンズの在庫を確認します。上の写真のロゴの右にある棚は全てレンズ。「店内には約2000枚のレンズが用意してあるので、オーダーメイドの遠近両用レンズとサングラス以外であれば、まず在庫はあります」という頼もしい言葉の通り、私の度数のレンズもありました! 世界中の全店舗で年間400万枚以上ものレンズを販売しているため、豊富な在庫と低価格を両立できているのだそうです。
レンズは、歪みなく見えるのが特徴の薄型非球面レンズで、UVカット・防汚コート付き。「ローカルの眼鏡ショップで購入する場合、レンズだけで200ドル前後が相場」と溝口さん。OWNDAYSではレンズとフレームがセットで98ドル~238ドルがメイン価格ですから、オーストラリアの眼鏡市場において破格の値段であることがよくわかります。
お会計を済ませたら、あとは待つだけ! ここから最速20分で完成です。混み合っている場合はもう少し時間がかかってしまうこともありますが、オーストラリア限定の通知サービスあるので、完成後に「できたよ!」のお知らせをSMSで貰えます。同じフロアのフードコートでお腹を満たすもよし、下の階でお買い物を楽しむもよし、連絡が来るまで自由に過ごしましょう。ただ、せっかくならのぞいてみていただきたいのが、眼鏡を作っている部屋!
オープンキッチンさながら、眼鏡をつくる工程が見学できるのです! 眼鏡歴20数年の私ですが、制作工程を公開している眼鏡ショップを初めて見ました。
まずフレームに合わせた形にレンズを機械で削り、さらに人の手でレンズの端を磨き、レンズをフレームにはめ、丁寧に拭いて、最後に眼鏡をかけて調整したら、あっという間に眼鏡が完成!
訪れたのが平日の15時という空いている時間帯だったこともあり、眼鏡を受け取るまでにかかった時間は、フレーム選びに15分、検査に20分、眼鏡完成まで20分、といったところでしょうか。土日は混み合うことが多いそうなので、スムーズに眼鏡を作りたい人は平日の11:00~12:00、15:00~17:00が狙い目だそうです。
現在、OWNDAYSは世界10ヵ国で展開中。作った眼鏡のメンテナンスや保証は世界中のどの店舗でも受けられるので、例えばオーストラリアで作った眼鏡のメンテナンスを日本でお願いすることも可能です。オーストラリア国内には、Westfield Sydneyの他にチャッツウッドにも店舗があります。
眼鏡は視力が弱い人にとって生活必需品だからこそ、不測の事態が起きたときに頼れるお店やサービスは欠かせません。豊富なデザインの眼鏡が安価にスピーディーに作れて、しかもどちらの店舗にも日本語が話せるスタッフがいる同店は、眼鏡に関するシドニーの駆け込み寺として心強い存在です。
さらに、今年の11月末までの期間限定で「JAMSを見た」で眼鏡の料金が20ドルオフになる特別特典をご用意いただきました!! 「最近、眼鏡の度数が合わなくなってきたなぁ……」という眼鏡ユーザーの皆さま、今がチャンスです。
他に、JAMS特典とは併用できませんが、2本目の眼鏡が50%オフになるキャンペーンも実施中。仕事用のPCレンズの眼鏡と自宅でリラックスする用の眼鏡といったようにシチュエーションに応じた眼鏡を作るのにも、眼鏡を失くしたり壊したりしてしまったときのためのスペアを作るのにもうってつけです。
勉強や仕事に打ち込んでいるうちに視力が落ちてしまった人や、そろそろ老眼が気になる人、子供用のかわいい眼鏡を作りたい人、紫外線やブルーライトに目が悲鳴をあげている人……。自分にぴったりの眼鏡を手に入れて、快適なオーストラリアライフを満喫しましょう!
OWNDAYS
【Westfield Sydney店】
所在地:Shop 5020 Westfield Sydney, 188 Pitt Street Sydney
電話:(02) 9192-8800
営業時間:月火水金土 9:30-18:30 木 9:30-21:00 日 10:00-18:00
www.owndays.com/au/en/shop/detail/303/
【Chatswood店】
所在地:Shop 475, Westfield Chatswood 1Anderson Street, Chatswood
電話:(02) 9192-8888
営業時間:月火水金 9:00-17:30 木 9:00-21:00 土 9:00-17:00 日 10:00-17:00
www.owndays.com/au/en/shop/detail/301/
★今なら「JAMSを見た」で眼鏡の料金が20ドルオフ!★
※2017年11月末までの期間限定です。
※他キャンペーンとの併用はできません。
※PC眼鏡やサングラス、レンズなどの付属品は適用外です。
取材・文・撮影:天野夏海(編集部)
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