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政府、救急病棟の待機時間の短縮目指す

【ブリスベン11日AAP】   ラッド首相は11日、連邦政府は今後、救急病棟の待機時間を4時間に減らすために5億ドルを拠出することを発表した。現在、全国の救急病棟では年間60万人の患者が8時間以上待機している状態だという。

ラッド首相は「この問題に関して多くの分析が行われてきた。分析結果から、今回の目標は到達可能なものだと言われている。目標が達成されれば、将来的にはさらなる時間短縮が可能だと考えている」と述べた。

連邦政府は7月1日から公立病院の救急病棟の収容可能人数を増やすために、1億5000万ドルを支給する予定。また、待機時間を4時間に短縮する目標を達成した病院に支給する報酬としてさらに3億5000万ドルが用意されている。この報酬を得るために、公立病院は救急病棟の患者を治療して帰宅させる、再診の必要性を告げる、あるいは入院させるといった業務を4時間以内に行わなければならない。

豪医療協会のペッシェ会長は、資金提供によって救急病棟は患者の診察をさらに効率良く進めることができると述べた。この5億ドルの追加資金の支給が実現するかどうかは、来週の豪政府間協議会(CAOG)で、州・準州政府がラッド首相の医療改革計画に合意するかどうかによって決定される。

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