【シドニー15日AAP】 ニューズ・リミテッドは、ラッド首相の事務所ではこの2年半の間に28人のスタッフが辞職しており、上司としての気質に問題があるのではと伝えた。これに対しギラード副首相は「首相との仕事は非常にやりやすい」と述べ、良い上司であると話した。
労働党が与党となって以降、首相の事務所及び大臣を含め、人事異動率は記録的な60%となった。首相の事務所では28人が辞職し、異動率は53%となっている。
ギラード副首相は、「ラッド首相は素晴らしい友人であり同僚だ。国の将来のために強い意志を持って仕事に取り組んでいる」として首相を擁護。また、辞職数が多いことに関しては、政治の中核部で仕事をするということは、国内を飛び回ったりオフィスでの時間が長くなるので、必然的に家族との時間が短くなることも要因ではないかと話した。