【キャンベラ3日AAP】 ニューズポールの最新の世論調査で、ラッド首相の支持率が大幅に下落したことが分かった。支持率は2週間前の50%から39%へと下落し、首相の座に就いてから過去最低の支持率となった。また、ここ20年で最速の落ち込みとなった。
今回の支持率の下落の背景には、2013年までの排出権取引制度(ETS)の導入延期、200カ所のチャイルドケア・センター設立の公約違反、住宅用断熱材計画の廃止などがある。
また保守連合の支持率は46%から51%に上昇し、一方労働党は5ポイント下落し49%に落ち込んだ。保守連合は2006年以来初めて選挙に向けて労働党をリードする形になった。政府は大規模な医療改革案に州・準州政府から合意を得るという歴史的偉業を成し遂げたにもかかわらず、世論の支持を獲得することはできなかったようだ。