【シドニー10日AAP】 シドニーの売春宿を経営しているトレバー・フランク・マカイバー被告(62)とその内縁の妻カノポーン・タヌチット被告(44)が5人の女性に対して週100時間以上の労働を強制させるなど「奴隷のような労働条件」を強要していたことが公判で明らかになった。2人は奴隷所持と奴隷使用について無罪を主張している。
レベット検察官によると、第三者によってタイで雇われた女性5人はシドニーに着くと、パスポートや携帯電話を奪われ、フェアフィールドの売春宿や被告2人の家で厳しい環境の中生活することを強制されたという。さらに、女性たちは3万5000ドルから4万5000ドルの借金があると告げられ、その架空の借金を清算するために働らくよう命じられた。女性たちは病気のときも1日最低16時間、週7日の就労を強制されていた。