【メルボルン15日AAP】 集団訴訟を受け、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は顧客から誤って徴収した遅滞料を返金した。
数万人にのぼる顧客が、不当な料金を請求されたとして集団訴訟に加わった結果、NABは約350万ドルを顧客に返金した。同銀行は2002年と2003年に「例外料金」として約3万人の顧客の口座から、30ドルではなく誤って50ドルを徴収したという。集団訴訟を起こした人々は、銀行手数料の中には銀行の実費とは結びつかないものがあると主張しており、過去数年間に請求された約50億ドルもの手数料についても、いくつかの銀行に対して訴訟を行う計画だという。