【キャンベラ17日AAP】 連邦政府は技術移住プログラムのもと、永住権の取得希望者の申請を厳重化するため、高度技術を必要とする職業リストを改定し、その職種を400種から181種に大幅に削減した。リストから除外された職種には料理人、美容師、鍼療法師、個人ダンス教師、イラストレーター、ピアノ調律師、ジャーナリスト、自然療法師などが含まれる。
エバンズ移民・市民権相は、新職業リストは移住プログラムが供給主導型ではなく需要主導型になるように作成されたとした。また、新職業リストに関連のある職業に就く人だけが独立技術移住の資格が与えられるため、移住制度を巧みに利用しようとする者を排除することができるという。
独立機関Skills Australiaは産業技術評議会や主要産業団体などに助言を求め、職業リストに含まれる職種がオーストラリアにとって中長期的に必要かどうかを確認していく方針を示した。 新職業リストは7月1日より導入され、毎年更新される予定。