【シドニー18日AAP】 18日、NSW州最高裁では、妻を崖から突き落とし殺害したとして起訴されていた救急隊員、デス・キャンベル被告(52)に対する裁判が開かれ、陪審員は被告を有罪とした。刑の内容は7月13日に言い渡される。
2005年3月24日、シドニー南部にあるロイヤル・ナショナル・パークで、結婚したばかりのキャンベル被告と妻のジャネットさん(当時49)はキャンプをしていたが、その際、ジャネットさんは崖から落ち死亡した。同被告は、ジャネットさんはトイレに行くと言ってテントを出た際に誤って崖から落ちたと主張していた。
検察側は、キャンベル被告はジャネットさんと知り合った当時、多額の借金を抱えていて、亡夫の遺産を受け継ぎ金持ちだったジャネットさんに目をつけたとした。また、被告にはジャネットさんと結婚する前から3人のガールフレンドがいて、うち1人とは、ジャネットさんが死亡した数週間後、一緒に豪華な旅行に出かけたという。