【キャンベラ20日AAP】 オーストラリア、日本の両国政府は19日、東京で開かれた豪日外務・防衛担当閣僚協議において、豪国防軍と自衛隊との間で食料や燃料を相互に融通しあう「物品役務相互提供協定」(ACSA)に署名した。日本が同協定を結ぶのは、2004年の米国に続き2国目となる。
ACSAにより、国連平和維持活動(PKO)や救援活動、共同訓練などの際、食料や燃料などの相互提供のほか、人員輸送や医療活動でも相互協力が可能となる。近年、オーストラリアと日本はPKOなどで共同作業を行う機会が増えてきているため、協定により今後の効率的な活動が期待される。
スミス連邦外相は、協議後のスピーチで「協定により、豪日間の安全協力体制はさらに強化された」とし、また国際協力支援の新たな機会が提供できるようになると述べた。