【ブリスベン21日AAP】 非営利の野生生物保護団体「オーストラリアン・ワイルドライフ・コンサーバンシー」が、QLD州南西部の野鳥の生息地(面積1万4000ヘクタール)を購入した。
この土地には200種以上の野鳥が生息し、なかにはハイイロハヤブサやクルマサカオウムなども含まれるという。国立保護区「ボウラ・サンクチュアリ」として指定され、今後は生息環境や野生生物に関する科学的研究が行われていく。土地の購入には政府が120万ドルを拠出し、残りの費用は野鳥愛好家からの寄付でまかなわれた。
元所有者のマクラーレンさん一家は5世代にわたってこの土地で暮らしてきたため、土地売却をためらったという。「決断をするのは難しかったが、オーストラリアン・ワイルドライフ・コンサーバンシーに売り渡すことが正しい道だと思った」とイアン・マクラーレンさん。