【シドニー6日AAP】 オーストラリアの2歳~5歳の幼児のうち約3分の2が、成長や発達のために必要とされている、週当たり3時間分の運動を行っていないことが、WA州立大学の研究グループによる調査で明らかになった。
同調査はWA州パースで保育所や幼稚園に通う1,600人の幼児を対象に実施。毎日の運動量を1週間にわたり記録した。この結果、幼児が何らかの身体活動を行った時間は、1日当たり平均160分となり、国内ガイドラインの180分を下回った。
同研究グループを率いるヘイリー・クリスチャン助教授は、生まれてから最初の5年間が非常に重要だとした上で、とくに身体運動は小学校へ入学してからではなく、出来ればプレスクールから始めるべきとの見解を示し、「180分かそれ以上を遊びを基礎とした子どもが楽しめる運動に費やすべき」と話した。