【シドニー7日AAP】 NSW州保健当局は、シドニー、ウーロンゴン、セントラルコーストで体調を崩した患者に遺伝子検査を行ったところ、A型肝炎に感染していることが分かったという。また、感染源については、大手スーパーで販売されていた冷凍ざくろが原因である可能性が高いとしている。
NSW州保健当局は、患者たちが大手スーパーのコールズで購入したざくろから肝炎に感染したとみており、消費者に対し同商品の購入を控えるよう呼び掛けている。感染した場合、潜伏期間は約50日間で、その後、めまい、嘔吐、発熱、黄疸などの症状が出るという。
一方、オーストラリア産のざくろについては、新鮮なものも冷凍も今回の汚染とは関連性がないとされている。NSW州保健当局のシェパード博士によると、感染の症状は数週間で治まるが、適切な治療を受けた後、十分な休養と水分を補給することが重要だとしている。