【シドニー8日AAP】 NSW州政府は、ライトを点滅させている緊急サービス車両を通過する際に、運転手は時速40キロまで減速するという新ルールを、今年の9月から1年間試験的に施行することを発表した。
トロイ・グラント州警察・緊急サービス相は、 警察車両、救急車、消防車、州緊急サービス(SES)車、救助車両が該当するとし、全ての道路で停車している緊急サービス車両が赤か青のライトを点滅している際には、時速40キロ走行が厳守となるという。
警察、救急隊員、消防隊員の組合では、新ルール導入を以前から訴えており、グラント緊急サービス相は「献身的に働く緊急サービスのスタッフの安全を守るため」だと説明した。
WA州、SA州、VIC州では同様のルールがすでに導入されており、労働党からの度重なる要求で、同州でも試験施行されることになる。
WA州では緊急サービス車両を通過する際に時速40キロに減速しない場合は、減点3点と最高300ドルの罰金が科せられる。