【キャンベラ7日AAP】 ニューキャッスルとシドニーの一部の地域で新環境技術が試験的に導入され、コンピューターや家に設置した特別なモニターを通して電気使用量をリアルタイムで確認することができるようになる。連邦政府から1億ドルの補助金を受けて実施されるスマート・グリッドは、家庭の電気料金を減らし、温室効果ガスの排出量を削減することを目的としている。
ウォン気候変動相は7日、スマート・グリッドは太陽光発電パネルなどから再生可能エネルギーを容易に電力網へ送ることができるだろうと述べた。スマート・グリッドの設置作業は近日開始する予定。「スマート・グリッドは電力部門の効率を改善し、家庭や企業での電力の使用方法を変える可能性が高く、気候変動問題に対処する上で不可欠なものである」とウォン氏。
今回の計画ではスマート・グリッドに最適な技術を判断するため、さまざまな技術のテストが実施され、全国的に導入する際に必要な費用を確定する予定。