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ペットのがんを治癒した薬、臨床試験へ

【ブリスベン13日AAP】   QLD州のQBiotics社は、ペットの犬、猫、馬のがん腫瘍を治癒した治療薬EBCー46の臨床試験を実施する予定であること発表した。

最高経営責任者のゴードン博士は、オーストラリア特有の熱帯雨林で発見されたEBCー46は臨床試験に使用される初の治療薬となると語った。ゴードン氏によると、手術が不可能な腫瘍を持つ犬、猫、馬合わせて100以上のペットにEBCー46を投与したところ、腫瘍を縮小、または消滅させることに成功したという。この治療薬は人間の皮膚がん、頭頸部がん、乳がん、前立腺がんなどの治療に効果がある可能性がある。

「腫瘍に冒されていたペットの飼い主は、EBCー46を投与してから5日から7日以内で腫瘍が消滅するのを目撃した。薬の効果を確認できたことは本当に素晴らしいこと」とゴードン氏。

この治療薬は細胞への毒性が高くないという点で、現在使用されている化学療法と効能が異なっている。 QBiotics社は今年中にオーストラリアの獣医市場でEBCー46を販売することを目標にしており、2011年上旬には臨床試験を開始したいと考えている。

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