【シドニー15日AAP】 シドニー南西部カンリー・ベールで15日午前8時10分ごろ、小学校の近くに軽飛行機が墜落し爆破炎上する事故があった。飛行機に乗っていた2人が死亡したとみられている。警察によると、事故機は同日午前7時50分ごろ、シドニー西部にあるバンクスタウン空港を離陸したもの。
墜落現場から数メートルの場所に住む男性は、あわてて家を飛び出し、隣接する小学校に逃げ込んだ。男性は「家の前が全焼していた。うちからほんの10メートルの場所だ。避難できて幸いだったが、家が燃えないことを祈っている」と話した。
現場付近を走行する道路からは約80人が避難。小学校にいた児童や教師らも近くの公園に避難した。また、事故を目撃した子どもを含む複数の人が精神的ショックで近くの病院に搬送された。また事故現場では、墜落した飛行機から流れ出たガソリンが原因で路上に駐車してあった車両に火がつくという2次被害も発生した。