【メルボルン15日AAP】 15日、VIC州裁判所で、実の娘に性的暴行を行っていた男に対し懲役7年半の判決が言い渡された。裁判長は、「被告が本当に罪を反省しているのか分からない。児童わいせつを行った者は厳しく罰せられるということを社会に示す必要がある」と述べた。
男の近親相姦罪が明らかになった経緯は、ある日、家の小銭入れから3ドルを盗んだ犯人を見つけるため、この男が自分の子4人をベルトでせっかん。暴行を受けたショック状態で学校に来た子どもたちを不審に思った教師が警察に連絡し、聴取を行ったところ、11歳の娘が2008年12月から2009年6月までの間、父親に性的関係を強要されていたことを告白したというもの。
裁判では、娘が証言をすべて終えるまで男が罪を認めなかったことから、娘の訴えは狂言とも言われた。