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ブラックサタデー被害者が集団訴訟

【メルボルン19日AAP】   2009年2月に発生した山火事「ブラックサタデー」の被害者らが、電力会社に対して集団訴訟を起こした。

原告側弁護人モーリス・ブラックバーンは18日、VIC州最高裁判所に訴状を提出した。電力会社「シンガガポール・パワー・インターナショナル社」が安全管理を怠ったためにキルモアイースト・キングレイクの山火事が発生したとしている。シンガポール・パワー・インターナショナル社が電線に取り付けた消振ダンパと呼ばれる価格10ドルほどの保護装置が山火事の引き金になったとされており、同社が火災危険度の高い森林地帯に使用年数43年の電線を使い、点検と維持管理を怠ったうえ、古い電線を取り替える適切なシステムを有していなかったとした。

キルモアイースト・キングレイクの山火事では1300人以上が負傷、損失、損害を受けた。すでに600人以上が集団訴訟への参加に同意しているという。

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