【シドニー21日AAP】 豪コミュニケーションズ・メディア局(ACMA)は、FIFAワールド・カップに関連した詐欺が多数確認されていると報告した。携帯電話を使用したこの詐欺は、ワールド・カップを利用して、偽の賞金を獲得する代わりに銀行口座などの個人情報を提供するように仕向けるというもの。
ワールド・カップ関連の主な3つの詐欺はSMSを通して次のようなメッセージが送られている。「当選おめでとうございます。FIFAワールド・カップ・キャンペーンから賞金獲得のお知らせです。あたなは賞金1億ドルに当選しました。賞金獲得には、フレッド・サミュエルまでEメールでご連絡ください」 「あなたの携帯番号が賞金10万ドルとワールド・カップ決勝戦の観戦に当選しました。ワールド・カップ・キャンペーン・レファレンス:SA3T10。Eメールか電話でご連絡ください」 「このメッセージはあたなの携帯電話が2010年FIFAワールド・カップの賞金580万米ドルに当選したことをお知らせするものです。賞金獲得には、マーティンズまでEメールでご連絡ください」
ACMAはこのようなメッセージを受信した人に対して、無視して銀行口座などの個人情報を決して提供しないように勧告した。詐欺メールを受信した人は、「Spam SMS」0429・999・888にメッセージを転送するか、www.span.acma.gov.auで報告することができる。