【パース23日AAP】 連邦のキーナン人的サービス相は、センターリンクへの問い合わせの電話に対応する人員をさらに1,000人追加する方針を明らかにした。センターリンクには毎週約100万件以上の電話による問い合わせがあり、利用者から待ち時間の長さに苦情が上がっていた。
新たなスタッフはオーストラリアを拠点とし、6か月後にコールセンター管理会社Sercoがこのうち250人を雇用する見通しとなっている。キーナン人的サービス相は、過去に国税局でも同様の対策を講じたことがあり、非常に効果が高くサービス向上につながったと説明した。
一方、野党のバーニー影の人的サービス相広報担当は、政府の対応は穴をふさいでいるだけで、いずれまた人員不足に陥ると指摘。また、社会公共労働組合(CPSU)のフラッド全国書記長は、5,000人の人員削減で生じた問題を、契約社員を雇って解決しようとするのは「公的サービス機関の私営化だ」と批判している。