【シドニー28日AAP】 昨年NSW州で脳卒中患者のリハビリに任天堂のWiiを使用したところ、手足の動きが大幅に改善されたことが判明したことで、今後、脳卒中患者に対するWiiを使用したリハビリの効果を全国で調査する予定。
マクナルティー博士は「オーストラリア神経科学研究所(NeuRA)での実験の結果、わずか2週間で患者の手足に著しい改善がみられた。リハビリを楽しいと感じれば、患者は従来の理学療法よりも積極的にリハビリに励む」と述べた。
予定されている調査の被験者は全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)に参加している地方センターから選出される。被験者はハイクオリティーのインターネット・ビデオを使用してシドニーのセラピストによって監視される。この調査はNBNによる医療ケアの実施をテストする点においても重要な役割を担っている。