【ブリュッセル24日AAP】 ターンブル首相は24日に、ジャン・クロード・ユンケル欧州委員会委員長とセシリア・マルムストローム欧州委員(貿易担当)と会談し、EUとオーストラリアの自由貿易協定について協議した。
両者は、 EUとオーストラリアが自由貿易協定を提携することは重要事項だとし、 ターンブル首相が23日にドイツで演説をした際には、EUに対して農産物輸出に関しての規制を解除するように要求している。
フランスの農業団体が、EUへの牛肉輸入に対して厳しい姿勢を取っているため、ユンケル委員長とマルムストローム貿易担当委員は、ターンブル首相にフランス代表に対して問題提起をするように働きかけているという。
両者は、EUとオーストラリアが自由貿易協定を提携することで、中国の国家資本主義や米国の保護貿易主義に対抗できるとしている。