【シドニー6日AAP】 ニューズポールが5月に18歳~64歳の豪人1200人を対象に脳、肺、肝臓、心臓、胃、腎臓、すい臓、皮膚、目の中で最も重要な体の器官を選択する調査を実施したところ、女性は脳、男性は心臓を選択した人が最も多かったことがわかった。
全体の結果は、1位脳、2位心臓、3位目、4位が肺だった。シドニーのウールコック医療研究所のベレンド教授は「生きるために欠かせない肺をあまり重要視していないことにがっかりした」と語った。目を選択した人が14%だったのに対し、肺を選択した人はわずか3%だった。
ベレンド教授は、高齢化社会になると肺疾患の発症率が増加し、またオーストラリアは喫煙率が減少しているが、喫煙に関連した肺疾患の発症件数はまだピークに至っていないとしている。2020年までに世界における肺疾患による死亡者数は、がんの死亡者数を超えることが予想されている。