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男がギラード首相に卵を投げる

【パース9日AAP】   パースで9日朝、55歳の男がギラード首相めがけて卵を投げたが、首相には当たらずに警備中の女性警官に命中した。

9日午前9時30分ごろ、ギラード首相がテレビ番組出演のためパース市内のABCスタジオに入ろうとしていたところ、男が首相を目がけて卵を投げたという。卵はギラード首相の横をかすめ、警官の背中にあたったという。警察は、この事件でパース北部ノース・ビーチ在住の55歳の男を逮捕した。ギラード首相はテレビ番組内で「卵をぶつけられた女性には私から謝った。卵を投げた理由については分からない。私に言いたいことがあるのなら、いつでも率直な対話を持つつもり」とギラード首相。警察によれば、逮捕された男は自営業者で、ABCスタジオ入り口に隣接したカフェにいたという。警察は男の事情聴取を行った。

同日朝、ギラード首相は朝食を兼ねた会談に参加するためにハイアットリージェンシーホテルへ向かう途中にも、亡命者政策に怒ったデモ参加者2人に怒鳴りつけられる場面があった。また、首相の乗った車がホテルを後にする際には、約30人のデモ参加者がプラカードを掲げ、亡命者の基本的人権が侵害されると抗議した。

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