【シドニー28日AAP】 ターンブル首相は28日に、1770年にジェームズ・クック船長が初めてオーストラリアに上陸し、2020年に250周年記念を迎えるにあたり、連邦政府とNSW州政府の合同で新しい記念館を建設予定だと発表した。
基本計画の草案によると、連邦政府と州政府がそれぞれ2500万ドル投入する新記念館には、ビジターセンターとカフェ、展示施設、ラ・ペルーズとカーネルをつなぐフェリー乗り場が建設予定で、 現存するクック船長の記念像の改装と新たな記念像も作られるという。
植民地時代の記念碑については近代では賛否両論があり、2017年にはシドニーのハイドパークにあるクック船長の記念像が器物破損される事件が起きている。
ターンブル首相は「 オーストラリアがどのように成り立ってきたかを理解し、解釈し、さらに歩み寄るために考える場所としても、記念館は歴史的にも重要な建物となる」と述べた。