【キャンベラ30日AAP】 連邦のクレイグ・ロンディー職場関係相は30日、キャンベラで開かれた会合で、オーストラリア産業グループに所属する雇用主たちに対し、組合や労働党による動きを阻止しなければ、暗い経済情勢に直面することになると警鐘を鳴らした。
ロンディ―職場関係相は、オーストラリア労働組合評議会(ACTU)が、職場関連法「フェアワーク法」の改正を求めていることについて、「国として、その方向へ行くことは許されない」と述べ、大企業か中小企業かは関係なく、それぞれが行動を起こす必要があると訴えた。
一方、ACTUは現在、全国でフェアワーク法の改正を求める運動を展開している。ロンディ―職場関係相は、次期選挙でショーテン党首率いる労働党が政権を取った場合、ACTUのマクマナス書記長が職場関係相の役職に就く可能性が高いと指摘し、マクマナス書記長は選挙戦で大企業からの支持を取り付けたいだけと批判した。