【パース16日AAP】 非常に珍しい毒ヘビ「セントラル・レンジ・タイパン」が、WA州のグレート・ビクトリア砂漠で発見された。
体長1.3メートルの雌タイパンは、WA州イルカールカで行われていた生物学リサーチ中に、先住民スピニフェクス族の人々によって捕えられたという。場所はSA州境から西へ165キロの地点。この種の毒ヘビが捕獲されるのは今回で2度目で、2006年に子ヘビがワラカーナから付近で発見されていた。タイパンは猛毒性のヘビとして知られ、とりわけ内陸タイパンは地球上で最も致死性の高い毒ヘビとして格付けされている。
環境保護局のブレナン氏は、「イルカールカでの調査ではたくさんの新情報が収集され、グレート・ビクトリア砂漠には魅惑的で特有の動植物が豊富に存在することが示された。この地域をしっかりと管理するためにも、これらを記録していく必要がある」と述べた。グレート・ビクトリア砂漠はWA州とSA州に広がり、面積40万平方キロ以上の国内最大の砂漠。