【シドニー19日AAP】 ケネリーNSW首相は、シドニー道路の渋滞を軽減するために、高校の始業時間を遅らせる案を検討することを発表した。
シドニー・ビジネス会議所は、電車やバスの混雑や朝のラッシュ時の渋滞を軽減するために、高校の始業時間を1時間遅らせるように州政府に求めた。ケネリー氏は、始業時間を決定するのは学校であり、授業時間数を決定するのは教育委員会であるが、州政府は会議所の要求を検討するとした。
「この問題の解決には保護者、教員、生徒からの声が必要であることをみなさんにお伝えしたい。我々は交通公共機関の運営者にも話を聞きたい。特にスクール・ゾーンへの影響について検討する必要がある」とケネリー氏。さらに、「始業時間を1時間遅らせることで既存のインフラをより賢く利用することができる。現時点では、午前9時までに学校や会社に到着しなければならないので、交通ネットワークに多大な影響が出ている」と話した。