【シドニー2日AAP】 NSW州の病院の敷地内で、2人の旅行者がカンガルーに攻撃され、重傷を負った事故を受け、グレッグ・パイパー議員は旅行者に注意を呼びかけている。
パイパー議員は、毎日何百人もの海外旅行者たちが、シドニーから電車に乗り、モリセット病院近くの野生カンガルーを見に訪れているとし、旅行者がカンガルーに攻撃されたケースが何件もあると述べた。
被害者たちの多くが、カンガルーに蹴られたり、爪で顔を引っかかれたり、取っ組み合いをされるなどの被害が出ており、裂傷やひどい引っかき傷を負うという。
また、カンガルーに餌をやることは禁止されているが、旅行者は果物やお菓子などを与えていることも問題視している。
同議員は、主要の観光ウェブサイト上で、多国語でカンガルーの攻撃性や餌をやらないことを掲載し、 周辺を国立公園のレンジャーが見回りするなどの提言をしている。
「カンガルーは抱擁されるのを嫌がり、攻撃するので危険」と訴えている。