【シドニー8日AAP】 密入国斡旋業者や密入国を手助けする者に対する取締り強化のため、野党保守連合が8日からキャンペーンを開始する。
自由党のアボット党首は「既存の罰則では密入国斡旋の抑止力が十分ではない。亡命希望者の船は来続けている。新法を制定することで、密入国斡旋や密入国者をかくまった者を、実刑12カ月から10年にする」と述べ、判決や保釈に関する新法制定の必要性について述べた。アボット党首はブリスベンで、ナウル共和国に難民収容施設の再設立することをスティーブン大統領と話し合う予定。
野党保守連合が総選挙で勝利した場合には、国外で亡命者施設を再開させると明言しており、亡命希望者には一時保護ビザ発給の再開を約束した。「私たちは密入国斡旋業者に、残酷で無情な取引を止めさせるための強いメッセージを送る」とアボット党首。