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オンライン診療 払い戻し可能を公約

【キャンベラ16日AAP】   ギラード首相は16日、21日の総選挙を目前に3億9200万ドルをかけた一連の医療技術プログラムを発表した。これにより、2011年7月から都市部の郊外や地方で生活する患者がオンラインで医師の診断を受けた際にもメディアケアの払い戻しを申請することができるようになる。

政府による全国ブロードバンド化の実施に伴い、50万人がこの恩恵を受けることになる。また、GPや専門医がオンラインサービスを提供できるように財政的なインセンティブに5700万ドルが使用され、診療時間後のヘルプラインのために5000万ドルが使用される。さらに、3500万ドルを拠出してオンライン技術を使用できる医療専門家の訓練を支援するという。

オーストラリア医療協会のぺッシェ会長は労働党が提案している医療政策によって地方の医師は検査結果をダウンロードし、高画質のビデオを使用することで患者の診察を行うことができるとした。これに対し、ハワード政権時代に医療相を務め、医療と科学技術の連携を図ったアボット野党党首は、労働党が医療サービスを促進させるだけの十分なブロードバンド・ネットワークを提供できるかどうかは疑問だとした。

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