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バス運転手に自己防衛訓練を提供

【シドニー22日AAP】   バス運転手が乗客から暴行を受ける事件が増加しているのを受け、NSW州の公営バス会社「ステート・トランジット」が先週、一部の運転手に自己防衛訓練を提供した。

自己防衛訓練を受けたのは、シドニーとニューカッスルで勤務するステート・トランジットのバス運転手。今年6月末までの12カ月間に、バス運転手に対する暴行事件が162件報告され、前年よりも15%増加した。運転手らは乗客から怒りをぶつけられたり、唾を吐かれたり、強打されたりなどの虐待を受けていた。特に最終電車が出た後の夜行バスサービス「ナイトライド」では、運転手が泥酔した利用者から襲撃を受ける危険にさらされている。

今回、自己防衛訓練を提供されたバス運転手は全体のうち僅かだったため、労働組合は訓練を義務化するように会社側と交渉していく方針。

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