【キャンベラ24日AAP】 自由党のアボット党首は24日、選挙後、与党の座を追われるかもしれない労働党は不安定な状態で、内戦状態にあると非難した。
同党首は、国民が望む安定した政府を生み出すためなら全力を尽くすとした上で、「選挙前、規定の議席数以上を確保していた労働党だったが、それでも非常に不安定で力不足だった。それが今回、規定の議席数を持たずに与党になった場合、いかにして安定かつ有能な政府を作り出すことができるだろうか」と述べた。
労働党または保守連合が与党になるためには、下院で76議席以上を確保していなければならないが、今回の選挙ではいずれの党も現在までにこの議席数に達しておらず、両党は政権樹立を目指し、無所属議員及び緑の党の当選議員の支援を得ようと必死になっている。