【シドニー27日AAP】 今年のファザー・オブ・ザ・イヤーに、タロンガ動物園とウェストプレイン動物園の元経営責任者、ガイ・クーパー氏が選ばれた。同氏には5人の娘がおり、動物園の経営では絶滅の危機に瀕する動物の保護に尽力してきた。
「今年の父の日は特別な日になった。でも、私にとって最も特別なのは、長女が父の日に誕生したことだ」とクーパー氏。タロンガ自然保護協会は、同氏のリーダーシップのもと、絶滅の危機に瀕する動物の保護繁殖計画を行ってきた。現在、タロンガ動物園で飼育されているアジアゾウの群れもこの計画に含まれている。娘5人を育てるのと、象5頭を育てるのとでは、どちらが容易かとの質問には「象の飼育は、娘たちを育てるほどのやりがいはない」と答えた。
NSW州のファザー・オブ・ザ・イヤーには、シドニーのボークルーズ在住のロバート・シュナイダー氏が選ばれた。シュナイダー氏は無償で一時療養センターを運営しており、自身の子供3人からの推薦で賞にノミネートされていた。