【シドニー29日AAP】 ニールセン社による世論調査で、共和制移行を支持するオーストラリア国民の割合が、ここ16年間で最低値であることが明らかになった。より多くの国民が、君主制の維持を支持した。
この世論調査は総選挙投票日の2週間前に行われ、1400人からの回答を得た。「オーストラリアは共和国になるべきか」との問いに対して、回答者のうち48%が「憲法改正に反対」と答え(昨年よりも8%増)、44%が「改正に賛成(昨年よりも8%減)」と答えた。
さらには、回答者の31%が「オーストラリアは共和国に決してなるべきではない」と答え、29%が「できるだけ早く共和国になるべき」と答え、34%が「エリザベス女王の治世が終わってから共和国になるべき」と答えた。ニールセン社の調査員は「調査結果を見る限り、エリザベス女王が王位を退いた後に、オーストラリア国民は共和制移行を支持する可能性が高い」と述べた。