【アデレード6日AAP】 WA州沖でクジラ2頭に船で接近した男性が罰金4000ドルを科せられた。
フィリップ・クルスキ被告は昨年8月、ミナミセミクジラ2頭の100メートル以内に船で接近した。SA州クリスティーズビーチ地方法廷で5日に行われた裁判で、同被告はクジラが船に接近してきたため魅了され、離れて行くクジラを追いかけてしまったと証言した。
環境自然資源局によれば、野生生物の福祉と市民の安全との両方を守るためには、こうした規則が重要だといい、「ミナミセミクジラは危急種だ。クジラにとって最大の脅威は、網に絡まったり船と接触することだ。また、クジラは海面に尾を叩きつけるため、遊泳者や船が近づき過ぎると非常に危険だ」とした。SA州沿岸には、クジラを観察したい人のために、各所に指定ポイントが設けられている。